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ドラマ「火車」(宮部みゆき)

録画しておいたドラマ「火車」を観ました。
原作は宮部みゆき、超売れっ子作家です。作品も多く近くの書店では「宮部みゆきフェア」が立つこともしばしば。そんな大作家なのに一冊しか読んだことがありません。実はその一冊で読むのに飽いてしまった気がするんです。読んだのは「魔術はささやく」今度ドラマにもなる作品なんですが・・・内容は個人的にはちょっとガッカリでした。確か何かの推理作家賞もとった作品なのですが、ある意味SFチックというか荒唐無稽と言おうか推理も何も本当に「魔術師が犯人」(もちろん比喩)だったので意外性もなく個人的には「なんだかなあ」という思いが。しかし文章や流れも美しく卒がない感じ。売れるわけだと思いました。でも、ちょっとアクがなさすぎな感じもを受けまして、なんかシックリき過ぎでやっぱり「なんだかなあ」 でも「ふるえる岩」とか江戸時代のホラー系読めばシックリしてもズッポリくるのかもなあと思ったりはしています。とはいえ時代小説でも江戸ものはあまり好きではない自分がいます。池波正太郎しか読んだことないですし。

ですのでドラマ「火車」もあまり期待していませんでした。高評価を受けているのは知っていましたが宮部作品があまり好みではない自分には合わないだろうと。ただ「火車」の書評は知っていていつか読もうとは思っていました。
そういう期待感の無い所も手伝ったのかもしれませんがドラマ「火車」は面白かった。細かい内容は今回は省きますが小説の方はもっと描写が細かいのだろうなあと伺わせる部分もあり、推理も至極シックリ。好みがありますので「この20年間で最高の推理小説」(宣伝文句)とまでは思いませんが登場人物の背景も興味深く、結構奥深い感じを受けました。ちなみにこの「この20年間で最高の推理小説」っていう宣伝文句はきっと何かのアンケートで一位を取ったのでしょうが・・・うちらの周り、過去の知り合いで宮部みゆきを好んで読んでいた人を知らないのです。どの層の人が読んでるのかなあ?と少し疑問に思ったり。まあ自分の周りというとちょっと特殊な感じがしなくもないですが・・・(笑) あの綺麗な流れ 文章からしてやっぱり女性ファンは多そうな感じがしますが、いわゆるコアなファンは少ないが広く受けているという感じなのでしょうか。天才というのは2パターンあるそうで強烈な個性から創造されるパターンといわゆる「当たり前」を作り出すパターンがあるそうです。この「当たり前」だからあまり深く語られないというモノを作り出すのも天才というわけですね。相対性理論と量子論みたいなものでしょうか。。。広く普及しながらも量子論はかなり深いというか深すぎますけど。。。
ーーーー以下、ネタバレですーーーー
今回のドラマは面白かったのですがちょっと疑問に思ったところもあります。
戸籍を奪われた女性は結局殺されて小学校の校庭に埋められているのですが・・・犯人は華奢な女。それが、しかも小学校の校庭にどうやって一人で穴を掘って埋めたんだろう?と最大の疑問が湧きました。華奢な女が一晩で、痕跡なく誰にも見られず出来るものなのか??ドラマでは校庭を掘った警察が「何かある!」と言うところで終わっています。なので死体ではなかったということなのでしょうか?このあたりは原作ではどうなっているのか少々知りたいですねえ。ドラマでのあの設定はちょっと無理なのでは・・・と思いましたので。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
推理ものにはまり出したのまた「松本清張のドラマ」でもレンタルしようかと思っています。

入院したとき、寝ている間呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があると言われました。ちなみに担当科は耳鼻科なんだそうです。
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今日のパンツ占いだよ!
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エロ漫画家 藤咲 真です。


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