2ntブログ

不思議な感じ

あまり書こうとは思っていなかったのですがちょっと不思議に思ったので・・・
今回の中東日本人人質テロ事件でけっこうな数のブログや記事を見ました。その中に「政府は本当に全ての手を考えたのだろうか」と題するブログがありました。読むと「本当にテロ側と交渉するのに全ての手を使ったのか」という内容。はて?「全ての手」とは「交渉」に対してだけの話なの?自分は「人質を救う手立て」としての「全ての手」だと理解していました。つまり「話し合い」だけに「全ての手」があるというわけではなく「24」じゃないけどカウンター・テロリズムとしての特殊工作だって「全ての手」にはいるんじゃないのかしらん?武力行使だって全ての手のうちの一つ。そこは初めから無い「全ての手」なわけですね。

日本はお隣の国などが思い込んでいるほど歴史的には凶悪な国ではないと思います。なぜなら平安時代に朝廷は武力を放棄してしまったから。検非違使という警察組織も、あれは役人ではなく「令外の官」(法律以外の例外的な役人)とされていました。軍がなく警察なんて貧弱。。。だからこそ農民や商人は自前で自衛しなければならず、その中でも多数を占めた武装農民が「武士」という階級になっていくのです。また食べられない、または下降された貴族が地方に土着し、やっぱり自衛しなければならず「武士」になりました。偉くなり「貴族」となると日本人は「争い」を好まなかったのです。できれば「話し合い」ですませたい。。。平安時代はそういう時代で鎌倉時代(武士の台頭)になるまで死刑はありませんでした。武士の時代になり戦国時代を迎えますが、ちなみにそんな武士も平和になると「貴族化」します。江戸時代、捕縛を専らとする「同心」は実は武士階級ではありませんでした。いわば「令外の官」ですね。将軍は絶対権力とみられがちですが実は老中の合議制が江戸幕府で、それに対抗した将軍との対立なんかがありました。その老中の合議制に対抗したのが側用人制度です。

日本人なら重要だとわかる「空気を読む」と言う事自体、争い無く話し合いで行こうという日本人気質の表れなのかもしれません。だから日本人はおのずと「全ての手」=「話し合い」になってしまうのかもしれません。気付かないうちにそういう縛りを設けてしまっているのかもしれない・・・とこの記事を読んで思いました。

でもやっぱり日本人の自分は「争いごと」は嫌いです。できれば平和裏に解決されて欲しい。でも世界はそんな風にはなってなさそうです・・・。

などと最近は暗い自分が頭をもたげています。ここはマーフィーの法則なんて信じない、という気分でやっていかなくては。。。
♪パンツ占い♪
今日のパンツ占いだよ!
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エロ漫画家 藤咲 真です。


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