2ntブログ

暖かくなって・・・(今回もちと長いです)

最近、お仕事が順調ではありません。悲しいかな載せてもらえる機会もぐっと減ってしまいました。。。ただでさえビンボなのにちょっとつら過ぎます・・・って、暖かくなると何故か体調も精神も不安定になってしまうんですよね。

痩せない・・・と悩んでいましたが、一因かもしれないものがわかりました。現在飲んでいる薬の中に副作用として肥満が現れる場合があるというものが入っているんです。担当医にはあまり替わりのものがないのでもう少し続けようと言われているのですが・・・微妙です。。。

最近歴史関係の本を読んでいて「朱子学」についてちょっと学びました。明治維新の原動力になった水戸学(水戸藩で独自に発展した朱子学)の基本になった教えです。朱子学は儒学の発展系?でしてつまり儒教なんですよね。

儒教といえば現在の縦社会(先輩後輩)の原理でもあり、また「鬼、乱、神を語らず」と言い「神や迷信を否定している」と言うので学問つまり政治学だと捉えられています(だから儒「学」と言うんでしょう)だけど、「天」が「徳」のある天子を選ぶという思想や「天」の意思といういわば絶対神的なものが頂点にありますのでやっぱり儒教(宗教)だと思うんですよねえ。

読んでいて儒教ってちょっと二元論的なとこがあるように感じました。つまり「正義」と「悪」ですね。朱子学で言うと「王者」と「覇者」です。なんか「覇者」って言えばカッコイイですが実は悪い奴なんです。「徳」があってそれによって王になり国を治めるのが「王者」、それに対して武力や力によって無理矢理国をとって王になったのが「覇者」なんです。だから正当な方は「王者」であり「覇者」は本当の王ではないんですよね。朱子学は別名「宋学」とも言い、その名前の通り宋の時代に朱熹(朱子)によって出来ました。宋といえば蒙古(元)によって攻められ、南に追いやられて滅ぼされた王朝。中華(最も文明的な国)を支配するべき漢民族からみれば野蛮なモンゴル人に負けたのが悔しかったんだと思います。だからモンゴルは力で国を取った「覇者」だ、正当なのは「王者」である「宋」だ言う理論をとなえたんじゃないかと・・・。。。

これが日本で水戸学として発展して、徳川幕府は武力によって政権をとった「覇者」、日本の本当の「王者」は天皇だ、となって明治維新になったのです。

儒教によると、この「正義」と「悪」は死んでからもどうやら続くみたいで、死んでからも悪人は悪人。言われてみればそりゃそうだ・・・と思わなくも無いですが、日本人はあまりこうは考えませんでした。例えば平将門。新皇と称し時の朝廷に逆らった大反逆者。普通の国なら当然大悪人ですが、死んだ後には祭られて神になっています。神田明神ですよね。もっと古くは大国主。おそらく出雲王国の王者であって、神話では「国を譲った後、隠れた」となっていますが幽界に行くということは「死んだ」と言う事。大和王朝にとっては敵であった大国主も神となって「天に届くほどの社」に祭られています。日本ではある意味死ねば平等になるんですよね。今でも悪い人だったとしても「死んだ人の悪口はやめよう」「もう死んだのだから」と言ったりします。そういえば京極夏彦の小説でも死んだ殺人者を「荒ぶる神」として祭る描写が出てきましたねえ・・・「魍魎の箱」だったかな??

うちのおじいちゃんは林業を営んでいましたけど今からだと40年位前に山を買いに福島県会津に行った時、トラックの運転手がたまたま山口出身の方でした。それを知ったとたんに今まで愛想よく受け応えていた会津の人が急に無口になり、奥に引っ込んで出てこなくなった・・・という話を聞きました。戊辰戦争の時の白虎隊の悲劇は有名ですが、官軍(長州藩、現在の山口県あたり)は会津兵の死体を「賊軍だから埋葬することはならぬ」として放置させたという話があります。これは中国などではけっこうある話らしいのですが、これも朱子学の影響なんでしょうか。悪人は死んでからも悪人という考えですから悪の兵ということになるのでしょうか・・・・・・(悲)
でも清水の次郎長は官軍のこの命令に逆らって、幕府軍の戦死者を子分を使って皆埋葬したそうです。まさに任侠の親分ですね。。。

でも40年前とはいえ、まだそんな遺恨が残っているものなのかとちょっと信じられませんでした。おじーちゃんが大げさに言ったのかもしれません。よく考えると長州藩は毛利家。毛利家といえば関が原で徳川軍に負けた西軍の総大将(石田光成は19万石なので)。その時家康から「120万石全部を残してあげる」といわれながらだまされて「36万石」にされてしまった家。その遺恨は江戸時代にも残っていたと司馬遼太郎の小説などにも書かれています。遺恨が廻ったということになるのでしょうか。

日本は「怨み」を恐れる文化だと思います。また怨みを残さないよう「水に流す」文化でもあると思います。だから反逆者が神になるいるのではないかと・・・。しかし性善説ではすべてを語れないのは・・・当然なんですよね。。。

と・・・読んだ本から勝手に思いました。思い違いや間違っているかもしれませんが、大目に見てください(汗汗)
♪パンツ占い♪
今日のパンツ占いだよ!
thanks font:S2G
プロフィール

ふじさきまこと

Author:ふじさきまこと
エロ漫画家 藤咲 真です。


単行本は過去12冊
(単行本化されていない作品集めると2〜3冊分ありますけど・・・)


お仕事依頼はツイッター 藤咲真 18禁 へどうぞよろしくお願いいたします。

FC2カウンター
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
今日の日付入りカレンダー

02 | 2015/03 | 04
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QRコード
検索フォーム