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続「残穢」を観ました

・・・と、体調が少し回復しましたので前回の続きです。

日本は怨霊の国なんですよね。
歴史上一番最初に出てくる怨霊は早良親王の怨霊でしょう。これは最近では教科書にも載るようになりましたねえ。鳴くよウグイス平安京の794年平安遷都。これにはこの早良親王の怨霊も一因であったと教科書に載るようになりました。が、本当は多分これが最大の原因でしょう。桓武天皇の弟であった早良親王は次の天皇になるはずでした。しかし桓武天皇は自分の息子に継がせたいために罪をでっち上げ乙訓寺に幽閉。早良親王は無実を訴え食を断ち餓死しました。「怒りを抱えたまま死ぬ」憤死したのです。その後桓武天皇とその皇子のまわりの女性が死に始めました。それ以外にも長岡京では大洪水が起こります。これは早良親王の怨霊のせいだとして桓武天皇は山背の国に都を移します。その地は北に山、東に川、南に湖、西に大道の「四神相応の地」でした。そこを「山背国」から「山城国」に改名し平安に暮らせるよう「平安京」と名付けたのです。

その後は枚挙にいとまはないでしょうねえ。関東に祟り続ける平将門、皇居に雷を落とした菅原道真、そして日本にたたり続け明治天皇でさえ恐れた大怨霊 崇徳上皇。平清盛の最後は謎の熱病でした。水をかけるとシュウシュウと音を立て蒸発するほどの熱で悶死したのです。これもみな崇徳上皇の怨霊の力でしょう。武士の時代になっても「太平記」では負けて憤死した後醍醐天皇は怨霊となり同じく怨霊となった楠正成とともに日本を戦乱に落とします。源氏に負けた平氏の亡霊は各地で出続けました。

これだけ書けば、何故平安時代には死刑がなかったかわかるような気がしますねえ(笑)怨霊を生み出したくなかったのです。
「怨みを抱いて死んだ人」その「霊」は日本では最強なんです。そして最大の穢れは「死」。この穢れの思想から怨霊は生まれてきたのかもしれません。

だから「そのビデオを見ると祟られる=リング」「その家に入ったものは必ず祟られる=呪怨」「その物件」に入るものは穢れる=残穢」・・・と同じライン上のものが受けるし怖いんでしょうね。「穢れ」に関してはもっと深いものがありますが、ここでは長くなりそうなので止めます。

しかし、お化けHな作品が描きたいのですがなかなか・・・うけないんですよね。実力不足でしょう(苦笑)それ以前に復活して描かないと・・・(汗)

追伸・・・実は最初の怨霊は平安京の恐らく早良親王ではありません。もっとも怪しいのは藤原4兄弟を病死させた長屋王でしょう。実は奈良の大仏もこの怨霊を恐れた結果造られたものであるという説があるのです。それ以前にも聖徳太子、祟峻天皇そして天武天皇は草薙の剣に祟られました(本当に祟ったのは負けて行方不明になった天智天皇の霊では・・・?)とかあるのです。
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