「郷土史研究部」の次?
天高く馬肥ゆる秋ーーですが、急に冷えて風邪をひいてしまいました。
パブロンのコマーシャル風に言うと自分は「のどからくる」タイプでまず喉が痛くなりこれを放置しておくと熱が出てしまうという毎回のパターンです。すぐルゴール液で喉を焼く(消毒する)と大抵は治るのですが、最近はそれさえも効かないことがあります。歳ですかねえ・・・。
単行本が出て一月弱・・・部数も少ないのに版もかかわらずちょっと微妙なかんじ(苦笑)
恐らく次に出せるのは「郷土史研究部」になると思いますが其れが出版してもらえるくらいは売れて欲しいです・・・。売れなければ次は出してもらえませんからねえ(涙)ダウンロード版もあるのですが・・・それも微妙。。。このブログからも飛べるようにしたいのですけど。。。
久しぶりに「八つ墓村」(1977年作 野村芳太郎監督版)を観ました。
映画は1951年版、1977年版、1996年版と3作あります。さすがに1951年版は観たことないのですが(多分DVDも出てない)やっぱりこの1977年作 野村芳太郎監督版が自分は大好きですねえ。雰囲気がたまりません。主人公が航空会社の整備員でありテクノロジーの塊である航空機(ジャンボジェット)という科学文明の象徴の世界にいた人物が、いきなり土着の因習と因縁の世界に入っていくという対比がたまりませんでした。はっきり言って原作からかなりアレンジされている上に推理物の要素はほぼ無いんです。名探偵金田一耕助(渥美清)が出てきますが全然推理になってないと思います(笑)ほとんどホラー作品ですがそこがいい。
原作に忠実と言う事なら1996年版の方ですね。ちゃんと推理してますし。といっても横溝正史作品は推理がおおらかですから映画だと判りにくい所も出てきますが。監督は市川崑ですからチューリップハット(?)にマント姿、シャツに袴というおなじみの名探偵金田一耕助(豊川悦司)が出てきます。豊川悦司は当時、市川崑監督が才能にほれ込んで金田一耕助役に抜擢したと言いますが、原作者の横溝正史に言わせると金田一耕助のイメージはまさに渥美清であると言っていました。物語が原作に忠実なのは1996年版。しかし金田一耕助のイメージは1977年版。おもしろいもんですねえ。