藤の花が咲く頃に

風邪かと思ったら持病が出まして少し入院することになりました。
といっても長くて３日。今はすこし安静にしています。歳ですねえ。。。。。。
ＮＨＫ特集「新　映像の世紀」を見ました。
アラブ開放のために戦ったロレンス中尉・・・「アラビアのロレンス」
しかし本当はイギリスのアラブ支配の為にとっただけの行動であり「勝利の暁にはイギリスから独立が与えられる」というのもまっかな嘘でイギリスはオスマントルコに勝利したらアラブをフランスと分割統治することを決めていた。ロレンスもそれを知りながらアラブ人の信頼を裏切った。その上ユダヤ人にもその地に国家を与えると約束までしていた。これが今日まで続く中東紛争の火種のひとつ・・・なのに第二次世界大戦ｆが終わったら「俺、しーらね」とばかりにアメリカにおっぽりだしてしまいました。アメリカも利権目的で取ったんでしょうが・・・やっぱイギリスは酷すぎる。何が紳士の国だよ！と思うことはネルソン提督以前からですよねえ。

思えば元寇以降、初めて日本に無法を働いたのも多分イギリスかも。江戸幕府初期、日本はオランダ以外の国とは公益しないと決めていた。そこに入ってきたイギリス軍艦フェートン号。オランダ船だと思い込んで小船で乗り寄せたオランダ商館員を人質にとり、イギリス国旗を下げてオランダ国旗を揚げ長崎に入港。水、槇、食料を渡さなければ人質を殺して長崎を砲撃すると長崎奉行（つまり日本）を脅してむりやり補給をさせて出て行った。いわゆるフェートン号事件です。
海賊ですよねえ・・・。当時としても違う国旗を揚げるというのも明らかな国際法違反です。ちなみにこの責任をとって長崎奉行は切腹。長崎がある佐賀藩の家老も切腹しました。
この頃の傲慢なアングロサクソン気質は消えないのかもしれません。。。いまの国際情勢見てもなあ。。。