「讐 〜ADA〜」を観ました
悩み多く最近よく眠れません。おかげで自律神経がまた不調になったらしく体がだるいのです。自律神経不調だから眠れないのかも知れませんが・・・。
久しぶりにJホラーを観ました。
「讐 〜ADA〜第一部戦慄編」「第二部絶望編」
監督は白石晃士(しらいし こうじ)代表作は「ノロイ」でしょうか。「ノロイ」は劇場で観ましたが「日本版ブレアウィッチ・プロジェクト」と評されたようにドキュメンタリー(風)映画、いわゆるPOVの作品でした。寡聞にしてこれ以前にこの手の日本ホラー映画を知らないので自分にとってはJホラー初のPOVでした。初でなくとも多分日本映画でのドキュメンタリーPOVホラーの代表作であることは間違いないと思います。なにせ封切り当時はこの映画を事実だと思っていた観客が多かったという記事もありましたし。そういう意味では1983年のイタリア映画「食人族」、2009年のハリウッド映画「フォース・カインド」と同じですね。ただし「フォース・カインド」は最近作であるせいかすぐフィクションだとバレてしまいましたが。。。
---------以下、ネタばれがあります------------
今回はホラーではなくサスペンスです。とある女子高生の復讐劇をPOVで描いたという作品です。が・・・しかし突っ込みどころが満載すぎて細かくは書けません。それ位現実離れしたPOVでした。というよりドキュメンタリーPOVとしては失敗ではないかしらん?と思うものでした。ドキュメンタリーにするということは「これって現実??」と思わせてこそだと思うのですが、その「現実味」がまったく感じられないんです。逆にスペイン映画の「REC」や「ダイアリー・オブ・ザ・デット」のように明らかに架空ドキュメンタリー(ゾンビものですしね)のような派手な演出もない。でも架空、仮にゾンビ物であったとしてもドキュメンタリータッチにするなら「現実感」がものを言う大事な要素だと思うのです。が、そこが一番弱いという映画だなあと思います。
POVは作りやすいということもあり低予算ホラーには多いのですが結講怖くなるというのもこの「現実感」にあるのだと思います。低予算で大ヒットしたPOV映画というと「ブレアウィッチ」をはじめ最近の「パラノーマル・アクティビティ」も「これ、マジ?」と思わせた事ですもんね。「グレイブエンカウンターズ」「グレイブエンカウンターズ2」もそうでしょう。明らかにつくりものですがこっちの方がかなりいいと個人的には思いました。
白石晃士監督はおそらく日本のPOVホラーの第一人者でしょうか。でもそれはきっと「ノロイ」(2005)のおかげでしょう。POV好きの自分は白石晃士監督のPOV作品をけっこう観ていると思いますが「ノロイ」以降だんだんドキュメンタリータッチに大切な「現実味」を失って行っていると感じるんです。「オカルト」(2009)まではまだ「マジ?」という雰囲気が強く残っていたのです(ラストはどうかと思いました)が「カルト」(2013)になると「え・・・(汗)」となってしまい同年の「讐 〜ADA〜」は「え~~ありえないだろ(汗汗)」となってきてます。ホラー映画というと微妙なアイドルが主演することが多いのですが、白石作品にはその比率が高いからでしょうかねえ。しかし「ノロイ」にもいろんな芸人が出てましたがそれが逆に真実味を増した部分でもあったのです。しかし今作ではちょっと演技が微妙すぎ・・・。
そういう意味では「リング」の鶴田法男監督作品「POV~呪われたフィルム~」(2012)も同じでした。怖くなる感じはあるのですが演技がわざとらしすぎて現実味が薄れていると思います。主演は女優の方でしたけど・・・POVってある意味難しいのかもしれません。。。(でも低予算でヒット作が出てるんだよなあ)
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などと色々書いてきましたが個人の勝手な感想に過ぎません。多分自分はこれからも白石晃士監督のPOV作品を観ていく事でしょう。なんだかんだ言って好きですからPOV映画
そういえば「死霊のはらわた(2013)」の吹き替えを観ていて声優がある意味すごい?なあと思いました。
水樹奈々に戸松遥、中村悠一と佐藤利奈・・・なんかのアニメみたい(笑)
はじめ中村悠一以外は全然気がつかなかった。やっぱプロですねえ、ちゃんとホラー対応してるんですね。
久しぶりにJホラーを観ました。
「讐 〜ADA〜第一部戦慄編」「第二部絶望編」
監督は白石晃士(しらいし こうじ)代表作は「ノロイ」でしょうか。「ノロイ」は劇場で観ましたが「日本版ブレアウィッチ・プロジェクト」と評されたようにドキュメンタリー(風)映画、いわゆるPOVの作品でした。寡聞にしてこれ以前にこの手の日本ホラー映画を知らないので自分にとってはJホラー初のPOVでした。初でなくとも多分日本映画でのドキュメンタリーPOVホラーの代表作であることは間違いないと思います。なにせ封切り当時はこの映画を事実だと思っていた観客が多かったという記事もありましたし。そういう意味では1983年のイタリア映画「食人族」、2009年のハリウッド映画「フォース・カインド」と同じですね。ただし「フォース・カインド」は最近作であるせいかすぐフィクションだとバレてしまいましたが。。。
---------以下、ネタばれがあります------------
今回はホラーではなくサスペンスです。とある女子高生の復讐劇をPOVで描いたという作品です。が・・・しかし突っ込みどころが満載すぎて細かくは書けません。それ位現実離れしたPOVでした。というよりドキュメンタリーPOVとしては失敗ではないかしらん?と思うものでした。ドキュメンタリーにするということは「これって現実??」と思わせてこそだと思うのですが、その「現実味」がまったく感じられないんです。逆にスペイン映画の「REC」や「ダイアリー・オブ・ザ・デット」のように明らかに架空ドキュメンタリー(ゾンビものですしね)のような派手な演出もない。でも架空、仮にゾンビ物であったとしてもドキュメンタリータッチにするなら「現実感」がものを言う大事な要素だと思うのです。が、そこが一番弱いという映画だなあと思います。
POVは作りやすいということもあり低予算ホラーには多いのですが結講怖くなるというのもこの「現実感」にあるのだと思います。低予算で大ヒットしたPOV映画というと「ブレアウィッチ」をはじめ最近の「パラノーマル・アクティビティ」も「これ、マジ?」と思わせた事ですもんね。「グレイブエンカウンターズ」「グレイブエンカウンターズ2」もそうでしょう。明らかにつくりものですがこっちの方がかなりいいと個人的には思いました。
白石晃士監督はおそらく日本のPOVホラーの第一人者でしょうか。でもそれはきっと「ノロイ」(2005)のおかげでしょう。POV好きの自分は白石晃士監督のPOV作品をけっこう観ていると思いますが「ノロイ」以降だんだんドキュメンタリータッチに大切な「現実味」を失って行っていると感じるんです。「オカルト」(2009)まではまだ「マジ?」という雰囲気が強く残っていたのです(ラストはどうかと思いました)が「カルト」(2013)になると「え・・・(汗)」となってしまい同年の「讐 〜ADA〜」は「え~~ありえないだろ(汗汗)」となってきてます。ホラー映画というと微妙なアイドルが主演することが多いのですが、白石作品にはその比率が高いからでしょうかねえ。しかし「ノロイ」にもいろんな芸人が出てましたがそれが逆に真実味を増した部分でもあったのです。しかし今作ではちょっと演技が微妙すぎ・・・。
そういう意味では「リング」の鶴田法男監督作品「POV~呪われたフィルム~」(2012)も同じでした。怖くなる感じはあるのですが演技がわざとらしすぎて現実味が薄れていると思います。主演は女優の方でしたけど・・・POVってある意味難しいのかもしれません。。。(でも低予算でヒット作が出てるんだよなあ)
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などと色々書いてきましたが個人の勝手な感想に過ぎません。多分自分はこれからも白石晃士監督のPOV作品を観ていく事でしょう。なんだかんだ言って好きですからPOV映画
そういえば「死霊のはらわた(2013)」の吹き替えを観ていて声優がある意味すごい?なあと思いました。
水樹奈々に戸松遥、中村悠一と佐藤利奈・・・なんかのアニメみたい(笑)
はじめ中村悠一以外は全然気がつかなかった。やっぱプロですねえ、ちゃんとホラー対応してるんですね。