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「こどもつかい」久しぶりにホラーを観ました。

久しぶにホラーを観ました。と言っても病院帰りレイトショウまでフードパークで時間をつぶしてのある意味強行軍。途中で具合がわるくなったらどうするかな~と思い薬を飲みました。その為途中で眠くなり10~15分?位寝てしまいました。ので主人公の幼少部分をちょっと見逃したかも(汗)個人的に決してつまんない映画ではありませんでしたが、評価が低くなるのはちょっと頷けます。
ーーーーーーーーーー以後盛大に、ネタバレ注意ですーーーーーーーーーーーーー
ある団地で母親の死体が見つかる。3日前、閉じ込めたベランダから子供がいなくなった、と大騒ぎした母親だった。しかし子供は母親が閉じ込めたベランダにつまれたゴミ山の影にちゃんといた。周囲もそれとなく勘付いていた、その子が母親から虐待を受けている事を。しかし3日後に死んだのは母親の方。新聞記者の俊也はショッピングモールで第一発見者の女子中学生から話を聞く。と、いなくなったと騒いだ直後から母親は子どもの瑠奈を恐れるようになっていたという。その時瑠奈は奇妙な歌を歌っていたともいう。その他の中学生らに聞くと「トミーさんの呪い」という都市伝説じゃないかと笑う。

俊也の同棲相手、尚美は保育園の保母。登園に親が付いてくるのが当然である中、一人で登園してくる少年がいた。事情を聞こうと側により腕をみると煙草の火を押し当てたような跡。それを見た尚美はたじろぐが少年の手当をする。服は薄汚れ、体中キズとアザだらけ。この少年、蓮(れん)が虐待を受けていることは明白だった。帰宅時間を大幅に過ぎても迎えに来ない蓮の母親。尚美は蓮を連れて自宅マンションに向かう。ドアのガラス越しに動くものがあり、ドアノブをひねるがドアは開かない。仕方なく俊也と同棲するアパートへ蓮を連れ帰り一時家族の団欒を過ごすことになる。この時尚美は「元気がでるお守り」として自分が首にかけていたお守りを蓮に与えるのだった・・・。

これはJホラーでもストーリーホラー?ですね。監督は清水崇。言わずと知れた「呪怨」の監督ですが最近は「魔女の宅急便」のイメージも強いそうで。だからでしょうかねえ?むかしのような良くも悪くもただ怖いシーンの羅列的なJホラーではなくなってきています。清水崇の新作ホラーを見たのは「ラビット・ホラー3D」以来。この映画はラビット・ホラーに通じるものがあります。一番はコミカル&ホラーを目指した部分だと思います。コミカル&ホラーの一番の例はピエロでしょう。おどけた表情が時に恐怖をも醸し出しますから。ラビット・ホラーもアニメ「アキラ」に出てくる巨大なウサギ人形みたいな感じにしたかったのでしょう。個人的には失敗してるように感じます。いかんせん、怖くなかったのが致命的でした💦💦でもその後に「魔女の宅急便」を撮っているのであれも評価されたのでしょうか?

ホラーをストーリーにすると大抵謎解き、推理ものになります。尚美は一晩、俊也との同棲アパートで蓮を預かると「漣くんのお母さんが見つかるまで、尚美先生がママになってあげる」という一時の同情ともとれる約束をしてしまいます。しかし蓮はあの謎の歌を歌いはじめた。蓮が歌を歌うと尚美には黒マントとんがり靴の奇妙な男の姿が見える。そんな時警察から・・・蓮の母親は尚美がアパートに行ったその時、尚美が開けようとしていたまさにそのドアノブで首をつって死んでいたときかされる。蓮の母親はもはやこの世で見つかることはない。蓮は児童保護施設に引き取られることになるが抵抗、尚美に向かって「お母さんが見つかるまで僕のママでしょ」と抱き着いてくる。しかし尚美は「私はあなたのママじゃない」と突き飛ばし突き放してしまう。保護施設に向かう車中、蓮はあの謎の歌を歌い出す。と、窓の外にあの黒マントの男が・・・。尚美は保育園で自責の念に駆られていた。安易な同情は時として残酷である。そんな時、電話がかかり蓮が走行中の車の中から消えたと連絡がきた。その消えたはずの蓮が尚美の前に現れる。尚美の「ママではない 、ごめんなさい」の言葉に対し、蓮は「いいよ、もう」と、もらったお守りを尚美に返す・・・。

一方、俊也はショッピングモールでアンティークショップを開いた旧友近藤に偶然再会した。話が弾んでいる最中、店の前に一人の幼い少女が立っているのに気付く。その子を見ると近藤は突然震えだす。その少女もあの謎の歌を歌っていたのだ。俊也はとっさにレコーダーでその歌を録音した。近藤も3日後に自宅で怪死する。のちに近藤は少女が万引きしたことをネタに性的虐待をしていた事がわかった。あの謎の歌を歌う子供にうらまれる大人は3日後に必ず死ぬ。尚美は蓮にその歌を歌われている。制限時間は3日。その間に歌の謎をとかねばならない・・・。

制限時間は一週間。その間にビデオテープの謎をとかねばならない。形としては「リング」と一緒ですね。でもホラーはこう成らざる負えない。ホラーと推理ものはほとんど同じです。ただそれが現実の者か異形の者かの違いだけ。ここでは「トミーさんの呪い」こそが「黒マント=子供使い」なわけです。黒マントの珍妙な男は怨みをいだく「子供」を「使い」自分の思いをとげている。実は主人公、尚美も子供の頃母親から虐待を受けていて「子供使い」の力を使っていた(つまり母親を死に追いやっていた)のです。

幼児虐待をテーマにしたホラーで思い出すのは「着信アリ」。あれは代理ミュンヒハウゼン症候群(子供をわざと重病にして献身的な看護をし、すばらしい母親だと褒め称えられる事に快感を感じる病気)が題材でしたが最後はホラー的どんでん返しになってしまったので社会派とは言えません。が、この「こどもつかい」は「幼児虐待」がどんでん返しなく、大きなテーマになっています。ですから社会派ホラー?とも言えるかもしれません。でもよく考えると「呪怨」も介護ヘルパーのお話。ホラーにはしやすい題材なのかもしれない。「仄暗い水の底から」もそれっぽい題材でした。

ちなみに「着信アリ」シリーズは個人的に残念至極です。「2」が造られると大抵ダメダメなものですが「着信アリ2」は個人的に最悪な感じでした。日本的ホラーかと思っていたら実は原因は「台湾」にあった、「3」では「韓国」になってしまいます。個人的にはJホラーは「日本由来の恐怖」(リメイクは別として)がいいんです~、好きなんです~。。。当時、韓流などアジアブームがありましたからそれに載せる為だったのでしょうかねえ。原作、プロデュース秋元康ですからそういう展開をのぞんだのでしょうかねえ?

ピエロ的なホラーの雰囲気を出そうとしたのが、良くわかるのがラスト近くの「子ども使い」の世界の中に入り込んだ時ですね。過去「子ども使い」に囚われた多くの大人が出てくるのですが、その中にずばりピエロの恰好をした大人がいるのです。が、どう見てもジョン・ウェイン・ゲーシー。言わずと知れたアメリカの連続殺人犯。同性愛者で若い男性ばかり33人を強姦、拷問して殺害。ほとんどの死体を床下に隠していたといい、凶行が発覚し床下を捜索したところ致死性の細菌や有毒なガスが検出され発掘が難航したという恐るべき快楽殺人者。そんな人物も「子ども使い」の標的になっていた、という事でしょうか。
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評価の低いレビューが多いですが個人的には嫌いではありません。ただ・・・怖くない(苦笑)
清水監督は今後この路線を進むのでしょうか?でもやっぱり時々でいいから「なんだかよく意味がわからないけど怖い」というJホラーを見てみたいものです。

ちなみにジャニーズの人が出演してたとか。滝沢秀明が出ていたのはわかりましたが、その他はくわしくありません。

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エロ漫画家 藤咲 真です。


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