「告白」を観ました。
多少体調が悪く、精神的にも辛かったのでここ少し書けませんでした。
やっぱ肥満がすべての元凶でしょうか。痩せるような事象もあったのに・・・痩せません。。。
松たか子主演「告白」を観ました。
と言っても以前観ているので2回目です。原作は湊かなえのデビュー小説で「このミステリーがすごい!」(通称「このミス」)賞にもランクインしていました。最近はどうかわかりませんが以前の「このミス」大賞は微妙な作品が多くあまり信用していませんでした。それに前にも書きましたが自分が「男」なので女性が主人公が「女」だと感情移入がなかなかできにくく、物語にのめり込みにくいのです。なので女性が主人公のこの小説も食指が動きませんでした。映画は封切り当時松たか子主演で話題になった記憶があります。小説の方は未読ですが映画はレンタルになってすぐ観ました。
物語は女性教師 森口悠子(松たか子)がクラスのホームルームの時間に告白するシーンから始まります。
「私は今日限りで学校をやめます。最後に告白しますが、私の幼い子供がこのクラスの生徒に殺されました・・・」
ここから森口悠子の復讐劇と犯人の生徒二人の心情劇、それを監督独特の演出で物語は進んでいきます。
分類で言えばやはり推理物になるのでしょうか。サイコ物とも言えるかもしれません。
ーーーここからネタばれが含まれますがーーー
犯人の少年は幼い頃の母親との関わりに問題があります。これはヘンリー・ルーカスやエド・ゲイン等のシリアルキラーにも見られる特徴で作者はこれを狙ったのでしょうね。心理学でも非行に走る性格は幼い頃の特に母親との接し方や時間に問題があるとも言われます。そういえば保育園でバイトをしていた頃、保母さんが「お母さんに抱いてもらう(かまってもらう)時間が少ない子は根性ない子、我慢ができない子になる」と言っていたのを思いだしますねえ。かと言って逆に過保護でも思いやりのない子が育つとも言ってました。教育書の古典 ルソーの「エミール」でも幼児教育での母親の存在の大きさは説かれていますよねえ。曰く「教育の重要性は女性にある」「だから神は女性に乳房を与えたのだ」 現代のジェンダーから怒られそうな内容だったと思いますがエミールは教育学では初歩のテキストらしいんですよねえ・・・。それより有名なのは生まれたばかりの子供は白紙、後の環境によって色が付けられるというような事だったかなと思いますけど。。。
ともあれ、この映画でも母親がキーワードでしょう。好みが別れると思いますが自分は好きです。
その他、いわゆるリメイク作品を観ました。
「テキサス・チェインソー」(「悪魔のいけにえ」)
「ハロウィン」「2」(ロブ・ゾンビ版)
「死霊のはらわた(2013)」
旧作も全部観ていますが個人的にはリメイクも面白かったと思います。
「悪魔のいけにえ」はトビー・フーパー、「ハロウィン」はジョン・カーペンター、「死霊のはらわた」はサム・ライミと往年のホラー監督作品ですよね。特に「死霊のはらわた」は初期のいわゆる「スプラッタ映画」で初めてスプラッタ・ホラーを観たのでかなり衝撃的で好きになりました・・・が、その後大量発生?した「スプラッタ映画」にちょっとげんなりし、今はスプラッタ系はあまり好きではなくなりました。。。
今や「リメイク作品」は主流・・・と感じるように新作よりリメイクの方が目立ちますよねえ。
これにはどうやらアメリカの経済界の問題?が絡んでいるらしい・・・。レーガン大統領以来アメリカ経済は金融投資経済になり映画も投資物件の一つになっていると。以前は配給会社等のいわゆる「プロ」が脚本を判断していたのにそこに「投資家」が大きく口を出すようになった。投資家は新作の脚本などをちゃんと読んでくれずプレゼンもしにくい。その点「リメイク」はすでに元の作品がありその映画を見せてこれを作り直すとプレゼンすれば通り安いのだとか。だからプレゼンが楽、また投資家が安易に判断できる「リメイク」が多くなったと聞きました。
まあ、リメイクも好きですが新作もやっぱり観たいですよねえ。
もう一度ホラーブームが来ることを願います・・・。
やっぱ肥満がすべての元凶でしょうか。痩せるような事象もあったのに・・・痩せません。。。
松たか子主演「告白」を観ました。
と言っても以前観ているので2回目です。原作は湊かなえのデビュー小説で「このミステリーがすごい!」(通称「このミス」)賞にもランクインしていました。最近はどうかわかりませんが以前の「このミス」大賞は微妙な作品が多くあまり信用していませんでした。それに前にも書きましたが自分が「男」なので女性が主人公が「女」だと感情移入がなかなかできにくく、物語にのめり込みにくいのです。なので女性が主人公のこの小説も食指が動きませんでした。映画は封切り当時松たか子主演で話題になった記憶があります。小説の方は未読ですが映画はレンタルになってすぐ観ました。
物語は女性教師 森口悠子(松たか子)がクラスのホームルームの時間に告白するシーンから始まります。
「私は今日限りで学校をやめます。最後に告白しますが、私の幼い子供がこのクラスの生徒に殺されました・・・」
ここから森口悠子の復讐劇と犯人の生徒二人の心情劇、それを監督独特の演出で物語は進んでいきます。
分類で言えばやはり推理物になるのでしょうか。サイコ物とも言えるかもしれません。
ーーーここからネタばれが含まれますがーーー
犯人の少年は幼い頃の母親との関わりに問題があります。これはヘンリー・ルーカスやエド・ゲイン等のシリアルキラーにも見られる特徴で作者はこれを狙ったのでしょうね。心理学でも非行に走る性格は幼い頃の特に母親との接し方や時間に問題があるとも言われます。そういえば保育園でバイトをしていた頃、保母さんが「お母さんに抱いてもらう(かまってもらう)時間が少ない子は根性ない子、我慢ができない子になる」と言っていたのを思いだしますねえ。かと言って逆に過保護でも思いやりのない子が育つとも言ってました。教育書の古典 ルソーの「エミール」でも幼児教育での母親の存在の大きさは説かれていますよねえ。曰く「教育の重要性は女性にある」「だから神は女性に乳房を与えたのだ」 現代のジェンダーから怒られそうな内容だったと思いますがエミールは教育学では初歩のテキストらしいんですよねえ・・・。それより有名なのは生まれたばかりの子供は白紙、後の環境によって色が付けられるというような事だったかなと思いますけど。。。
ともあれ、この映画でも母親がキーワードでしょう。好みが別れると思いますが自分は好きです。
その他、いわゆるリメイク作品を観ました。
「テキサス・チェインソー」(「悪魔のいけにえ」)
「ハロウィン」「2」(ロブ・ゾンビ版)
「死霊のはらわた(2013)」
旧作も全部観ていますが個人的にはリメイクも面白かったと思います。
「悪魔のいけにえ」はトビー・フーパー、「ハロウィン」はジョン・カーペンター、「死霊のはらわた」はサム・ライミと往年のホラー監督作品ですよね。特に「死霊のはらわた」は初期のいわゆる「スプラッタ映画」で初めてスプラッタ・ホラーを観たのでかなり衝撃的で好きになりました・・・が、その後大量発生?した「スプラッタ映画」にちょっとげんなりし、今はスプラッタ系はあまり好きではなくなりました。。。
今や「リメイク作品」は主流・・・と感じるように新作よりリメイクの方が目立ちますよねえ。
これにはどうやらアメリカの経済界の問題?が絡んでいるらしい・・・。レーガン大統領以来アメリカ経済は金融投資経済になり映画も投資物件の一つになっていると。以前は配給会社等のいわゆる「プロ」が脚本を判断していたのにそこに「投資家」が大きく口を出すようになった。投資家は新作の脚本などをちゃんと読んでくれずプレゼンもしにくい。その点「リメイク」はすでに元の作品がありその映画を見せてこれを作り直すとプレゼンすれば通り安いのだとか。だからプレゼンが楽、また投資家が安易に判断できる「リメイク」が多くなったと聞きました。
まあ、リメイクも好きですが新作もやっぱり観たいですよねえ。
もう一度ホラーブームが来ることを願います・・・。