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「残穢」「呪怨ファイナル」を忘れてました。

「残穢」「呪怨ファイナル」を忘れてました。
「残穢」は2016年はじめて劇場で観た映画です。一応正月映画だったのかしらん?以前感想を書きましたので重複する部分もありますが今回は主に演技や雰囲気の部分で行きたいと思います。以前も書きましたが映画の進行が良く言えば「ストーリー重視な安定した運び」ですが悪く言えば「ダラっと」しています。これはわざとであり突然「手が出てくる」とか「音響で脅す」というホラー映画の定番演出を省きじっくりとストーリーだけ見せるという手法です。というよりこれはヒッチコック以前の手法とも言えますね、現在の音響やびっくり要素ってヒッチコックが原点と言われますから。ですから昔の「犬神の怨霊」や「化け猫シリーズ」にちょっと似てるかも。いちゃえばちと古臭い運びです。この運びが「落ち着いた感じでストーリーに合ってる」「今までのびっくり要素、音で脅かすという卑怯な?ホラーと比べてとても好感がもてる」といった感想が並んでました。自分もそう思いましたがレビューの中にはまるで現代のホラー要素は悪い・・・と言うような感じのものも少なくありませんでした。が、これには自分は賛同できません。前述したように「じっくりと」とはややもすると古臭い。だから現在のようなホラー演出が出てきたわけで、今はちょっと行きすぎな演出ではありますがお互いがアンチテーゼなわけです。今は「ドカーン」「ギャー」みたいな演出ばかりなのでむしろ古臭い演出が「新しく」見えるんだと自分は思うんですよね。

これは以前ある人が「今の高校生にはブラック・ジャックのような古はい漫画は読んでほしくない、若いんだからもっと新しい漫画を読むべきだ」と言っていたことが在ります。これも同じ理屈で現在の高校生のまわりには当然「新しい漫画」ばかりが乱立していてそれが当たり前。そこに「古臭い」はありません。そんな中では「古臭い」ものが逆に「新鮮」に感じる事があるのです。何故なら自分たちは「古臭い」を知っていますが知らなければ「初めて見るもの」になるからです。高校生にしたら「初めて見る=新鮮」になるからだと思います。時々古い作品のブームが来ることが在りますが、それはこういう理由が一部にあるからかもしれません。でもすぐ「古いもの」とばれて下火になるんでしょうけど。それにやっぱりブームの主流はオッサンだったりする事の方が多いですしね。でもこれもまた 温故知新なのかも・・・(ただ編集は古臭いものを嫌う事が多いですけどねえ(笑))

これを突き詰めると、確かハイデガーかと思いますが「表現とは古典主義、写実主義、表現主義、モダニズムが順番に廻って来る」となるのかもしれません。だけど「芸術とは直観である」となんとなく矛盾するような・・・。頭のいいひとの理論はようわかりません(汗)💦

話がそれました。主演は竹内結子と橋本愛。本職女優さんですから演技は上手いですけど竹内結子って久しぶりだなあって感想です。こうやって年相応の役柄になっていくんでねえと思いました。主人公は小説家である「私」。ちなみに重要なワキ役に「平岡芳明」って実話ホラー作家が出てくるのですがこのモデルは「平山夢明」でしょうねえ。原作の小説家小野不由美の私小説?って形をとってんでしょうか。まあ、これが事実なら小野不由美は呪い殺されてますけど(苦笑)

対して「現代的ホラー」が「呪怨ザ・ファイナル」です。なにせショウゲート配給、製作はユニバーサルですから(笑)出演も主人公役平愛梨をはじめ前回から引き続きの佐々木希、おのののかなどいかにもビックネーム・ホラー。最初は上映中止になったシリーズとは思えませんねえ。やっぱり全米にいったからでしょうかねえ。前回の続きの上に今回も話が良くつながっていず、怖いシーンの羅列的な、もー良くも悪くもJホラーです。「今回が最後の恐怖」と銘うちながら・・・終わってねえし(笑)(笑)
ま、そんなところもJホラーですねえ。一応「貞子vs伽椰子」がこれの続きになるのかしらん?個人的には「貞子vs伽椰子」の方が好きです。まるでアメリカンナイズされたJホラーって感じがするから。&またまた個人的には前回の「呪怨 終わりの始まり」の方が好きかな~って感じです。

・・・と思えば去年は結構ホラーを劇場で見ましたが、今年は全然。けど今年も観たい映画があります。現在上映中の「ジェーン・ドウの解剖」。ちょっとグロ系かもしれませんが、それよりも新宿のミニシアターでしかやってない・・・。痛風で腫れた足で行くにはちょっときついかも・それになんとなく敷居がたかい。なによりもビンボなので・・・😿

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