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「東海道四谷怪談」を観ました。

どうも体調がよろしくありません。微妙に寝込む日々が続いております。が、夜眠れない…。ホラーばっか観てるからかなあ。。。

久しぶりに「東海道四谷怪談」を観ました。
今回観たのは昭和34年作「東海道四谷怪談」。昔見たほどはインパクトないなあ…と思っていたら、自分が小さい頃観たのは田宮伊右衛門が仲代達矢だった事を思い出しました。ということは昭和40年版。34年版はなんか綺麗に感じてしまいました。仲代達矢の方はもっと泥臭い感じがしましたねえ。見せ場の「戸板返し」。昭和40年版はもっと怖かった。映画ではお岩の死体と卓悦の死体を雨戸の戸板の表裏に張り付けて沼に沈めるが、お岩の亡霊に追われた伊右衛門が沼のほとりに追いつめられると、目の前にその戸板が浮いてきてひっくり返りお岩の死体が現れるという仕掛け。歌舞伎はよく知らないのですが、江戸時代はこの仕掛けが見せ場だったとか。

「東海道四谷怪談」は江戸時代、文政年間の4代目鶴屋南北の作です。つまり創作作品。原点となった事件があるようですがほとんど脚色された創作作品らしいです。しかし昔からこの作品を「お岩稲荷」にお参りせず上演するとタタリに見舞われると言いました。そもそも「お岩稲荷」も田宮家の敷地内に勧請された霊験あらたかなお稲荷さんらしく亡霊とはあまり関係ないそうです。

むしろ「真景 累が淵」の方が原点の物語があり、こっちの方がタタリがありそうですけどそういう話は聞きませんねえ。映画も何本かあるけど観たことないんです。そうですねえ~もうかなり昔、TV長編ドラマがあって怖かった思い出がありますが…なんか吉備津の釜とミックスされたような話だったと思います。最近では2007年のJホラー「怪談」(監督中田秀夫)が真景累が淵でした。が、やっぱ「東海道四谷怪談」の方がメジャーですねえ。。。「真景 累が淵」が落語だからかなあ。すごい長編落語で三遊亭圓生の動画があったような気がしますが最後の段だけ無かったような。どうやら最後の段は未完らしいんです。そっか…未完だからかなあ。

「東海道四谷怪談」は実は「忠臣蔵」の外伝でした。田宮伊右衛門の前身は赤穂浪士という設定。深作欣二監督が「忠臣蔵外伝 四谷怪談」という映画を撮りました。お岩さんが赤穂浪士の味方をして吉良上野介を討つのを手伝うという見た目、里見八犬伝みたいなお話だったかと(笑)ただ江戸時代の「仮名手本忠臣蔵」は時代背景が室町時代になっていて浅野内匠頭は塩谷判官、吉良上野介が高師直(こうのもろなお)になっています(どちらも実在の人物。高師直はバサラ大名の代表格)つーことは…ひっきょう、東海道四谷怪談も室町時代のお話になってるのでしょうか?でも高師直の時代(室町初期)の関東、四谷なんて…超ど田舎だったんじゃないのかなあ。「仮名手本忠臣蔵」は鎌倉や山城が舞台でしたでしょうか。じゃあ舞台はやっぱり鎌倉なのかしらん?

ちょんまげ時代の話とは言え、やっぱり日本のホラーは怖いです。日本人の琴線に触れるからでしょうか、単におっさんになっただけでしょうか。。。

「こどもつかい」久しぶりにホラーを観ました。

久しぶにホラーを観ました。と言っても病院帰りレイトショウまでフードパークで時間をつぶしてのある意味強行軍。途中で具合がわるくなったらどうするかな~と思い薬を飲みました。その為途中で眠くなり10~15分?位寝てしまいました。ので主人公の幼少部分をちょっと見逃したかも(汗)個人的に決してつまんない映画ではありませんでしたが、評価が低くなるのはちょっと頷けます。
ーーーーーーーーーー以後盛大に、ネタバレ注意ですーーーーーーーーーーーーー
ある団地で母親の死体が見つかる。3日前、閉じ込めたベランダから子供がいなくなった、と大騒ぎした母親だった。しかし子供は母親が閉じ込めたベランダにつまれたゴミ山の影にちゃんといた。周囲もそれとなく勘付いていた、その子が母親から虐待を受けている事を。しかし3日後に死んだのは母親の方。新聞記者の俊也はショッピングモールで第一発見者の女子中学生から話を聞く。と、いなくなったと騒いだ直後から母親は子どもの瑠奈を恐れるようになっていたという。その時瑠奈は奇妙な歌を歌っていたともいう。その他の中学生らに聞くと「トミーさんの呪い」という都市伝説じゃないかと笑う。

俊也の同棲相手、尚美は保育園の保母。登園に親が付いてくるのが当然である中、一人で登園してくる少年がいた。事情を聞こうと側により腕をみると煙草の火を押し当てたような跡。それを見た尚美はたじろぐが少年の手当をする。服は薄汚れ、体中キズとアザだらけ。この少年、蓮(れん)が虐待を受けていることは明白だった。帰宅時間を大幅に過ぎても迎えに来ない蓮の母親。尚美は蓮を連れて自宅マンションに向かう。ドアのガラス越しに動くものがあり、ドアノブをひねるがドアは開かない。仕方なく俊也と同棲するアパートへ蓮を連れ帰り一時家族の団欒を過ごすことになる。この時尚美は「元気がでるお守り」として自分が首にかけていたお守りを蓮に与えるのだった・・・。

これはJホラーでもストーリーホラー?ですね。監督は清水崇。言わずと知れた「呪怨」の監督ですが最近は「魔女の宅急便」のイメージも強いそうで。だからでしょうかねえ?むかしのような良くも悪くもただ怖いシーンの羅列的なJホラーではなくなってきています。清水崇の新作ホラーを見たのは「ラビット・ホラー3D」以来。この映画はラビット・ホラーに通じるものがあります。一番はコミカル&ホラーを目指した部分だと思います。コミカル&ホラーの一番の例はピエロでしょう。おどけた表情が時に恐怖をも醸し出しますから。ラビット・ホラーもアニメ「アキラ」に出てくる巨大なウサギ人形みたいな感じにしたかったのでしょう。個人的には失敗してるように感じます。いかんせん、怖くなかったのが致命的でした💦💦でもその後に「魔女の宅急便」を撮っているのであれも評価されたのでしょうか?

ホラーをストーリーにすると大抵謎解き、推理ものになります。尚美は一晩、俊也との同棲アパートで蓮を預かると「漣くんのお母さんが見つかるまで、尚美先生がママになってあげる」という一時の同情ともとれる約束をしてしまいます。しかし蓮はあの謎の歌を歌いはじめた。蓮が歌を歌うと尚美には黒マントとんがり靴の奇妙な男の姿が見える。そんな時警察から・・・蓮の母親は尚美がアパートに行ったその時、尚美が開けようとしていたまさにそのドアノブで首をつって死んでいたときかされる。蓮の母親はもはやこの世で見つかることはない。蓮は児童保護施設に引き取られることになるが抵抗、尚美に向かって「お母さんが見つかるまで僕のママでしょ」と抱き着いてくる。しかし尚美は「私はあなたのママじゃない」と突き飛ばし突き放してしまう。保護施設に向かう車中、蓮はあの謎の歌を歌い出す。と、窓の外にあの黒マントの男が・・・。尚美は保育園で自責の念に駆られていた。安易な同情は時として残酷である。そんな時、電話がかかり蓮が走行中の車の中から消えたと連絡がきた。その消えたはずの蓮が尚美の前に現れる。尚美の「ママではない 、ごめんなさい」の言葉に対し、蓮は「いいよ、もう」と、もらったお守りを尚美に返す・・・。

一方、俊也はショッピングモールでアンティークショップを開いた旧友近藤に偶然再会した。話が弾んでいる最中、店の前に一人の幼い少女が立っているのに気付く。その子を見ると近藤は突然震えだす。その少女もあの謎の歌を歌っていたのだ。俊也はとっさにレコーダーでその歌を録音した。近藤も3日後に自宅で怪死する。のちに近藤は少女が万引きしたことをネタに性的虐待をしていた事がわかった。あの謎の歌を歌う子供にうらまれる大人は3日後に必ず死ぬ。尚美は蓮にその歌を歌われている。制限時間は3日。その間に歌の謎をとかねばならない・・・。

制限時間は一週間。その間にビデオテープの謎をとかねばならない。形としては「リング」と一緒ですね。でもホラーはこう成らざる負えない。ホラーと推理ものはほとんど同じです。ただそれが現実の者か異形の者かの違いだけ。ここでは「トミーさんの呪い」こそが「黒マント=子供使い」なわけです。黒マントの珍妙な男は怨みをいだく「子供」を「使い」自分の思いをとげている。実は主人公、尚美も子供の頃母親から虐待を受けていて「子供使い」の力を使っていた(つまり母親を死に追いやっていた)のです。

幼児虐待をテーマにしたホラーで思い出すのは「着信アリ」。あれは代理ミュンヒハウゼン症候群(子供をわざと重病にして献身的な看護をし、すばらしい母親だと褒め称えられる事に快感を感じる病気)が題材でしたが最後はホラー的どんでん返しになってしまったので社会派とは言えません。が、この「こどもつかい」は「幼児虐待」がどんでん返しなく、大きなテーマになっています。ですから社会派ホラー?とも言えるかもしれません。でもよく考えると「呪怨」も介護ヘルパーのお話。ホラーにはしやすい題材なのかもしれない。「仄暗い水の底から」もそれっぽい題材でした。

ちなみに「着信アリ」シリーズは個人的に残念至極です。「2」が造られると大抵ダメダメなものですが「着信アリ2」は個人的に最悪な感じでした。日本的ホラーかと思っていたら実は原因は「台湾」にあった、「3」では「韓国」になってしまいます。個人的にはJホラーは「日本由来の恐怖」(リメイクは別として)がいいんです~、好きなんです~。。。当時、韓流などアジアブームがありましたからそれに載せる為だったのでしょうかねえ。原作、プロデュース秋元康ですからそういう展開をのぞんだのでしょうかねえ?

ピエロ的なホラーの雰囲気を出そうとしたのが、良くわかるのがラスト近くの「子ども使い」の世界の中に入り込んだ時ですね。過去「子ども使い」に囚われた多くの大人が出てくるのですが、その中にずばりピエロの恰好をした大人がいるのです。が、どう見てもジョン・ウェイン・ゲーシー。言わずと知れたアメリカの連続殺人犯。同性愛者で若い男性ばかり33人を強姦、拷問して殺害。ほとんどの死体を床下に隠していたといい、凶行が発覚し床下を捜索したところ致死性の細菌や有毒なガスが検出され発掘が難航したという恐るべき快楽殺人者。そんな人物も「子ども使い」の標的になっていた、という事でしょうか。
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評価の低いレビューが多いですが個人的には嫌いではありません。ただ・・・怖くない(苦笑)
清水監督は今後この路線を進むのでしょうか?でもやっぱり時々でいいから「なんだかよく意味がわからないけど怖い」というJホラーを見てみたいものです。

ちなみにジャニーズの人が出演してたとか。滝沢秀明が出ていたのはわかりましたが、その他はくわしくありません。

もう一つ忘れてました。そして私的ランキング

去年のホラー映画、もう一つ忘れてました。
「劇場霊」
これも主演はAKB48の島崎遥香。脇役に足立梨花、高田里穂などある意味豪華メンバー。しかも監督は中田秀夫。Jホラーの金字塔「リング」の監督です。となればきっといい出来に・・・と思うはずですが、個人的には一番ダメダメな感じでした。

題名からして90年代に怖いホラーと評された「女優霊」(同じく監督中田秀夫)に掛けてあるのでしょう。キャッチコピーも「20年の恐怖、再び」みたいな文句でした。
けど「女優霊」がなんだか意味わからんけど怖い(笑)というJホラーの定番に対し、「劇場霊」は意味あるけど怖くない、謎解きも微妙・・・という作品になってると思います。仕掛けに血の侯爵夫人「エリザベート(バートリ)」や死蝋、人形とホラー的にわくわくする物を持ってきているのですが・・・・・・いかんせん、物語が陳腐に感じてしまいました。事故の恨みって・・・もっと何かなかったのかしらん?ちょっと江戸川乱歩も入ってるんでしょうけど。。。

一応ここで去年劇場で見た(一部DVD)ホラーの個人的ランキングです。
1位「のぞきめ」
2位「アイズ」
3位「貞子vs伽椰子」
4位「残穢」
5位「呪怨ファイナル」



とずーーっと離れて「劇場霊」

「残穢」より「貞子vs伽椰子」が上というのがちと恥ずかしいかも(笑)
1番はやっぱり「のぞきめ」です。テーマが文句なしに大好き。も~絶対小松和彦の本「異人論」や「憑霊信仰論」読んでますよねえ。ラストがダメみたいなレビューがありますが、個人的にはそこもいいと思います。

ただ、これも個人的な好き嫌いなんですけど、小説中に作者が主人公、あるいは脇役として出てくる本は苦手なんですよねえ。なんか感情移入できないんです。だから三津田信三の小説でも三津田信三が主人公?の「作者不詳 ミステリ作家の読む本」は読んでないんです。同じ意味で「のぞきめ」も読んでない(笑)このパターンが嫌いになったのはたぶん二階堂黎人「人狼城の恐怖」からだと思います。2部とも読破しましたが、なんか・・・なんとなく・・・ナルシーな感じを受けてしまって。。。この世代?の作家さんには自分自身を主人公にする作品が多く、あまり読んでないんです。。。

そういえば「クロユリ団地」も元AKB48前田敦子主演の中田秀夫監督作品でした。個人的にはこれもかな~~~り微妙です。。。なぜだろうなあ・・・ちゃんと理屈をつけるようになってからあまり良くなくなったのかなあ・・・って感じがします。なにせJホラーって意味不明も売り??ですからねえ(でもまあ意味不明すぎてダメダメな作品の方が多いきがしますけど)「リング」も言っちゃあ意味不明ですもんね。原作には無かった「超能力」を持ってることにしちゃってるし、「リング2」はもう、意味が解らないけど怖い雰囲気ばかりという正統派?Jホラーでしたし。。。 
「仄暗い水の底から」かなあ?あんまり怖くなくなったのは。あれも鈴木光司原作の短編ですがストーリーがしっかりとしていて意味不明がない。もしくは「女優霊」の中のセリフ「コンテ通りに撮ってるようじゃ大物にはなれんしな」をやってしまったのでしょうかねえ??でも以前書きましたが「女優霊」が1996年、「リング」が1998年。2年しか離れてないんですよね。なんか「女優霊」と「リング」ってもっと離れてるイメージがありました。やっぱ若い頃の2年とオッサン化した現在の2年では感じ方が違うんでしょうかねえ。「シュタインズ・ゲート」のセリフで言えば「相対性理論ってロマンチックね。そして悲しいね」

以上、個人的な感想でした。ごめんなさい・・・。

「残穢」「呪怨ファイナル」を忘れてました。

「残穢」「呪怨ファイナル」を忘れてました。
「残穢」は2016年はじめて劇場で観た映画です。一応正月映画だったのかしらん?以前感想を書きましたので重複する部分もありますが今回は主に演技や雰囲気の部分で行きたいと思います。以前も書きましたが映画の進行が良く言えば「ストーリー重視な安定した運び」ですが悪く言えば「ダラっと」しています。これはわざとであり突然「手が出てくる」とか「音響で脅す」というホラー映画の定番演出を省きじっくりとストーリーだけ見せるという手法です。というよりこれはヒッチコック以前の手法とも言えますね、現在の音響やびっくり要素ってヒッチコックが原点と言われますから。ですから昔の「犬神の怨霊」や「化け猫シリーズ」にちょっと似てるかも。いちゃえばちと古臭い運びです。この運びが「落ち着いた感じでストーリーに合ってる」「今までのびっくり要素、音で脅かすという卑怯な?ホラーと比べてとても好感がもてる」といった感想が並んでました。自分もそう思いましたがレビューの中にはまるで現代のホラー要素は悪い・・・と言うような感じのものも少なくありませんでした。が、これには自分は賛同できません。前述したように「じっくりと」とはややもすると古臭い。だから現在のようなホラー演出が出てきたわけで、今はちょっと行きすぎな演出ではありますがお互いがアンチテーゼなわけです。今は「ドカーン」「ギャー」みたいな演出ばかりなのでむしろ古臭い演出が「新しく」見えるんだと自分は思うんですよね。

これは以前ある人が「今の高校生にはブラック・ジャックのような古はい漫画は読んでほしくない、若いんだからもっと新しい漫画を読むべきだ」と言っていたことが在ります。これも同じ理屈で現在の高校生のまわりには当然「新しい漫画」ばかりが乱立していてそれが当たり前。そこに「古臭い」はありません。そんな中では「古臭い」ものが逆に「新鮮」に感じる事があるのです。何故なら自分たちは「古臭い」を知っていますが知らなければ「初めて見るもの」になるからです。高校生にしたら「初めて見る=新鮮」になるからだと思います。時々古い作品のブームが来ることが在りますが、それはこういう理由が一部にあるからかもしれません。でもすぐ「古いもの」とばれて下火になるんでしょうけど。それにやっぱりブームの主流はオッサンだったりする事の方が多いですしね。でもこれもまた 温故知新なのかも・・・(ただ編集は古臭いものを嫌う事が多いですけどねえ(笑))

これを突き詰めると、確かハイデガーかと思いますが「表現とは古典主義、写実主義、表現主義、モダニズムが順番に廻って来る」となるのかもしれません。だけど「芸術とは直観である」となんとなく矛盾するような・・・。頭のいいひとの理論はようわかりません(汗)💦

話がそれました。主演は竹内結子と橋本愛。本職女優さんですから演技は上手いですけど竹内結子って久しぶりだなあって感想です。こうやって年相応の役柄になっていくんでねえと思いました。主人公は小説家である「私」。ちなみに重要なワキ役に「平岡芳明」って実話ホラー作家が出てくるのですがこのモデルは「平山夢明」でしょうねえ。原作の小説家小野不由美の私小説?って形をとってんでしょうか。まあ、これが事実なら小野不由美は呪い殺されてますけど(苦笑)

対して「現代的ホラー」が「呪怨ザ・ファイナル」です。なにせショウゲート配給、製作はユニバーサルですから(笑)出演も主人公役平愛梨をはじめ前回から引き続きの佐々木希、おのののかなどいかにもビックネーム・ホラー。最初は上映中止になったシリーズとは思えませんねえ。やっぱり全米にいったからでしょうかねえ。前回の続きの上に今回も話が良くつながっていず、怖いシーンの羅列的な、もー良くも悪くもJホラーです。「今回が最後の恐怖」と銘うちながら・・・終わってねえし(笑)(笑)
ま、そんなところもJホラーですねえ。一応「貞子vs伽椰子」がこれの続きになるのかしらん?個人的には「貞子vs伽椰子」の方が好きです。まるでアメリカンナイズされたJホラーって感じがするから。&またまた個人的には前回の「呪怨 終わりの始まり」の方が好きかな~って感じです。

・・・と思えば去年は結構ホラーを劇場で見ましたが、今年は全然。けど今年も観たい映画があります。現在上映中の「ジェーン・ドウの解剖」。ちょっとグロ系かもしれませんが、それよりも新宿のミニシアターでしかやってない・・・。痛風で腫れた足で行くにはちょっときついかも・それになんとなく敷居がたかい。なによりもビンボなので・・・😿

「アイズ」「貞子vs伽椰子」「のぞきめ」&やっとわかりました

足の腫れの原因がやっとわかりました。
痛風の発作でした。しかし前に書いた通りほとんど痛みを感じなかったせいでわからなかったのです。これだけ腫れれば相当な痛みがでるのが普通らしいですが自分はほとんど痛みがありません。う~ん、よい体質なのか・・・。

最近去年上映されたJホラー映画を続けて観ました。「アイズ」(2015)「貞子vs伽椰子」(2016)「のぞきめ」(2016)です。「のぞきめ」以外は劇場で観ました。Jホラーの定番である 主人公はアイドル(笑)なのですが最近のアイドルは演技が上手いと感じました。

特に「アイズ」の伊藤万理華。この映画見るまで知りませんでした。乃木坂46のメンバーらしいのですが演技は秀悦です。とてもとてもいい。脇の本職俳優さんであろう男子生徒(遠藤役)よりも断然いい。昔のアイドルといえばセリフは棒読み、感情表現も喜怒くらいのものでしたが彼女は目の演技も上手いなあと自分は感じました。「アイズ」はどうやら鈴木光司原作で連作の中の一部の話らしいのでちょっと「?」と思う事がありましたが、兎に角主人公のアイドルらしからぬ演技に魅せられました。乃木坂46って良く知らないのですが、この人はホラーの演技は秀悦だと思います。ので今後はその道でもいいかもと思いました。とにかく「アイズ」は主人公伊藤万理華の演技が光る作品です。話も面白いですが伊藤万理華の演技に魅せられます。この映画は伊藤万理華につきますね。他のJホラーでも主演してほしいものです。

同じくアイドル主演の「のぞきめ」です。こちらは自分でも知っている元AKB48の板野友美主演の伝奇ホラー。原作は一時マジハマリしていたホラー作家三津田信三。ですのでストーリーは安心して観れると思っていました。(でも京極夏彦の映画版という最悪のパターンもあるけど)そういう意味でもストーリーは一番好き。テーマは「六部殺し」という民俗学的ホラーでは定番な感じですがやっぱり面白い。「のぞきめ」は「覗き目」であり「覗き女」でもあり「除き女」でもあるのでしょうね。う~ん、三津田信三らしい。主人公役の板野友美。レビューを見ると演技を酷評されている所もありますが個人的にはとても良かったと思います。雰囲気が良かった。劇中四つん這いで台所の下を覗くシーンがあるのですがここはいかにも彼女らしい。ほかの人ではあの雰囲気は出せないかもなあ(笑)役柄はテレビ局の編集スタッフなのですがあの長い爪はどうかと。アイドルなのでオシャレなのでしょうが、あの爪でテレビカメラを構えるのは違和感あり過ぎな気がします。同じAKB48出身の前田敦子主演「クロユリ団地」も劇場で観ましたが個人的には板野友美の演技の方が好き。もちろん単純に比べられるものではないですけど、女優志望という前田敦子よりも個人的には良かったと思います。ま、ストーリーが好みというのが大きい気がしますし、ホリプロの力ということが在るかもしれません。

ホリプロと言えば「貞子vs伽椰子」。「のぞきめ」はホリプロ協賛(上映前のCMにホリプロが出てくる)なので脇役など演技が上手い方ばかりでした。が、「貞子vs伽椰子」はメイン主人公と脇役がホリプロ。自分の中ではホラーといえばホリプロなんですよね。なにせ大好きだった「トリハダ」シリーズのメインプロダクション。それゆえに演技もしっかりしてます。脇役夏美役の佐津川愛実なんて「トリハダ」シリーズではもう顔なじみ。主人公の二人(ダブル主人公「貞子に呪われる方」と「伽椰子に呪われる方」)はアイドルなのでしょうが山本美月、玉城ティナご両人とも演技がかなり上手い。どちらも甲乙つけ難いくらいに。「アイズ」の伊藤万理華をベタぼめしましたがこちらもアイドルとは思えない。両人が一部屋にあつまっておびえるシーンとか、昔のアイドルだとわざとらしかったりするんですけど全然良かったです。
監督は白石晃士。結構好きでたぶん8割がたの映画を観ています。以前も書きましたがまさか角川で貞子というビックネームの映画を監督するとは思いませんでした。なにせPOVやドキュメンタリー風味の強い映像が好みの監督ですからねえ。現在は「コワすぎ」シリーズの続編「超コワすぎ」シリーズを撮ってるんでしょうか。でも「貞子vs伽椰子」は「カルト」にストーリー運びがそっくり(笑)両方観るとどれだけ似てるかわかると思います。(「カルト」もアイドル主演?なのですが回りを囲む脇役も含めて演技が・・・かなり残念です。。。)しかし自分はそんな「貞子vs伽椰子」が結構好きです。「ジェィソンvsフレディ」を参考にしたと言うような事をおっしゃっているようですが・・・う~ん、そうかなあ。やっぱり「カルト」だと思いますけど。。。

以上、結論としては最近のJホラー主演のアイドルさんは演技が兎に角上手いという感想でした。(笑)(笑)
♪パンツ占い♪
今日のパンツ占いだよ!
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プロフィール

ふじさきまこと

Author:ふじさきまこと
エロ漫画家 藤咲 真です。


単行本は過去12冊
(単行本化されていない作品集めると2〜3冊分ありますけど・・・)


お仕事依頼はツイッター 藤咲真 18禁 へどうぞよろしくお願いいたします。

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