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貞子VS伽椰子・・・う~ん、昭和の香り(笑)

「貞子VS伽椰子」を観てまいりました。
展開は呪いのビデオを見た大学生と呪われた家に入ってしまった高校生がお互い呪いを解く為に二つの呪いをぶつけて消し合わせるというもの。VSものの定番ですね。ただ「角川映画40周年記念」と銘うたれていますので映画の造りはしっかりしていました。いわゆるB級という雰囲気はありません。でも話の展開となんとなくチャライ呪術師が出てくるキャラ構成はなんかどこかでみたような・・・そう「カルト」に似ているのです。
ーーーーー以下、「カルト」を含めネタばれがありますーーーーー
「カルト」はPOV的?映画で一応実話であるという設定ですのであびる優など実名で出演しています。心霊現象の起こる家のレポートをするのですがそこは有力な霊能者(雲水と名乗ってるので密教系の術者ですね)でも無理。その師匠でさえやられてしまう。その家に巣食う霊はそれほど強力なのです。そこへやられた師匠より紹介された新しい霊能者がやってくるのですが、これがなんというか「ナウい」(死語 笑)例えるならGAKUTOみたいな霊能者。なのにこれがものすごい強力で坊さんより強い・・・。

「貞子VS伽椰子」もこのパターンです。それもそのはず、今回の監督は白石晃士(前啓の「カルト」の監督)。「ノロイ」が代表作でホラーDVDの旗手(?)ですがとうとう「貞子」を撮るようになったんですね。駄作から名作まで数々あり自分は結構好きな監督です。しかも今回のはなんとなくラノベくさいキャラ設定(笑)でもこれも個人的には好みで面白かったと思います。ただいかんせん・・・怖くないのが玉に瑕。本当にラノベみたいな展開でした。ただ・・・本当に怖くありません・・・(汗汗)
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白石晃士監督には「怖過ぎ」シリーズがあり、これも面白いのですがいかんせん怖くない(汗汗)とにかくキャラたてに凝ってる監督というイメージですねえ。ちなみに「貞子VS伽椰子」もあの終わり方だと・・・続編もあるかな?今度ははVSにはならないでしょうけど。。。

腰痛再発・・・「口裂け女2」を再び見ました。

腰痛が再発しました。
また二日ほど寝たっきり。。。その他悲しみいっぱい。。。

こんな時「口裂け女2」を観てしまいました。
一作目「口裂け女」はよくも悪くも・・・というより悪いほうのJホラー。都市伝説から意味がわからない壮大な終わり方という「オトシモノ」に通ずるJホラーのある意味魅力いっぱい(笑)の作品でした。それに主演の佐藤江梨子の演技がちょっと微妙かも・・・。

それに対して「口裂け女2」は全然違います。言わば口裂け女誕生秘話。ひとりの普通の少女が不幸に不幸の連続から家庭崩壊、周囲からも見放され「口裂け女」になっていく話。怖さ・・・というより日本的な悲しさいっぱいの作品ですね。ストーリー上ちょこっと「あれ?」と思う場所もあります。仲良し姉妹が急に壊れていく所はちょっと強引だな・・・と感じますがまあ理屈は一応通っています・・・それに基本ホラーですからちと強引さも仕方ないかな、と。。。(でも、あんまり怖くありませんけど)
全体的に好き(?)な話ですがでも何べんも観たいホラーではありません。悲しい話ですから。。。。。。

都市伝説の口裂け女も岐阜県が発祥とされていて、この物語も岐阜県で起きた実際の事件がベースだとして始まります。が、これは「フォースカインド」「ノロイ」と同じパターン。
でもいかにもな感じが好きです。

でも、今観る映画じゃなかったな~(汗)

結局観れなかった「のぞきめ」です

今月は(も)体調優れず外出がほとんど出来ませんでした。
心臓と血管はどうやらかなり良いようで薬が効いたみたい。中性脂肪率も平均になりました。が、でも超デブなんです。なんでだろう?とにかく漫画描きたい。いや描いたものもあるのですけど仕上げが・・・。

いくつかの病院に通っているのですが近くで「のぞきめ」はやっていませんでした。GWに入りメジャータイトルになってしまいホラーはなし。病院行くくらいしか外出しないのでせめて映画くらい・・・次は6月予定だった「貞子vs伽椰子」ですなあ。
伝奇H描きたいなあ。。。

続「残穢」を観ました

・・・と、体調が少し回復しましたので前回の続きです。

日本は怨霊の国なんですよね。
歴史上一番最初に出てくる怨霊は早良親王の怨霊でしょう。これは最近では教科書にも載るようになりましたねえ。鳴くよウグイス平安京の794年平安遷都。これにはこの早良親王の怨霊も一因であったと教科書に載るようになりました。が、本当は多分これが最大の原因でしょう。桓武天皇の弟であった早良親王は次の天皇になるはずでした。しかし桓武天皇は自分の息子に継がせたいために罪をでっち上げ乙訓寺に幽閉。早良親王は無実を訴え食を断ち餓死しました。「怒りを抱えたまま死ぬ」憤死したのです。その後桓武天皇とその皇子のまわりの女性が死に始めました。それ以外にも長岡京では大洪水が起こります。これは早良親王の怨霊のせいだとして桓武天皇は山背の国に都を移します。その地は北に山、東に川、南に湖、西に大道の「四神相応の地」でした。そこを「山背国」から「山城国」に改名し平安に暮らせるよう「平安京」と名付けたのです。

その後は枚挙にいとまはないでしょうねえ。関東に祟り続ける平将門、皇居に雷を落とした菅原道真、そして日本にたたり続け明治天皇でさえ恐れた大怨霊 崇徳上皇。平清盛の最後は謎の熱病でした。水をかけるとシュウシュウと音を立て蒸発するほどの熱で悶死したのです。これもみな崇徳上皇の怨霊の力でしょう。武士の時代になっても「太平記」では負けて憤死した後醍醐天皇は怨霊となり同じく怨霊となった楠正成とともに日本を戦乱に落とします。源氏に負けた平氏の亡霊は各地で出続けました。

これだけ書けば、何故平安時代には死刑がなかったかわかるような気がしますねえ(笑)怨霊を生み出したくなかったのです。
「怨みを抱いて死んだ人」その「霊」は日本では最強なんです。そして最大の穢れは「死」。この穢れの思想から怨霊は生まれてきたのかもしれません。

だから「そのビデオを見ると祟られる=リング」「その家に入ったものは必ず祟られる=呪怨」「その物件」に入るものは穢れる=残穢」・・・と同じライン上のものが受けるし怖いんでしょうね。「穢れ」に関してはもっと深いものがありますが、ここでは長くなりそうなので止めます。

しかし、お化けHな作品が描きたいのですがなかなか・・・うけないんですよね。実力不足でしょう(苦笑)それ以前に復活して描かないと・・・(汗)

追伸・・・実は最初の怨霊は平安京の恐らく早良親王ではありません。もっとも怪しいのは藤原4兄弟を病死させた長屋王でしょう。実は奈良の大仏もこの怨霊を恐れた結果造られたものであるという説があるのです。それ以前にも聖徳太子、祟峻天皇そして天武天皇は草薙の剣に祟られました(本当に祟ったのは負けて行方不明になった天智天皇の霊では・・・?)とかあるのです。

「残穢」を観ました。

暖冬だ暖冬だと言いながらとても寒かったと思う2月。ちょっと風邪を引いたらこじらせその状態で、法事にも無理やり行きましたが体調不良の為に途中で帰らされました。。。おかげで病院通いが一箇所ふえてしまいました。

やっと体調が小康状態になり病院帰りに「残穢」を観てまいりました。
内容を知らずあまり期待していなかったせいか思ったよりかなり面白かった。もともと因縁系のお話は好きですしね~。
------あらすじ(以後、ネタばれあり)-----
読者投稿の怖い話を文章化して発表している小説家の「私」。ある女子大生から引っ越した部屋で畳をするような音がするという投稿があった。ある日、一瞬 着物の帯のようなものが見えた。調べていくとその部屋では以前から住人が居つかず前の男性は半年で転居していた。どうやらこの部屋だけではなくこのマンションの無差別の部屋で住人に不幸が襲っているようだった。「私」は投稿主の女子大生とその謎を調べ始める・・・。
 
映画レビューなどを見ると低めなのですが私の個人的な評価は高めです。
レビューなどでも書かれていますが突然手が出てきたり、ほっとさせた時ババーンと出てきたりといういわゆるビックリ系の演出はありません。そこは自分も良かったと思いますが、映画の解説などを複数見てみたら「ドッキリさせる演出が無いのが良い」等とあたかも「ドッキリ演出が良くない」ともとれるような表現が多々ありました。そういう映画が多すぎると。個人的にはこれは言いすぎかなと思います。そういう演出はそういう演出で良いと思います。たまにこんなじっくりとしたホラー映画が出たのでそう思えただけかもしれません。そう書きながら星は2つとか3つとか見ると微妙なレビューだなあと思ったり(まあ、そこだけで評価しているわけではないでしょうけど)

このマンションの過去を調べていくと、マンションが建つ前の家々でも謎の怪死が続いていた事がわかります。最終的には北九州の地からきた家族が住んでいたと。。。炭鉱を経営していた炭鉱事故の犠牲者たちの恨みがこの家族に振りかかっていたというものです。その「死の穢れ」が代々残り続け、その地に住んだ者に死を招いていた・・・と。
この設定は好きですがちょっと無理やりですかねえ、とも感じました。だって九州から確か家ごと移転したって事と炭鉱事故という設定がなんか・・・う~ん。。。という感じでした。つまり穢れの発端はいっても明治中期か。もっと古いほうが好みでしたねえ(笑)

基本的には「呪怨」と同じでやっぱりなんか似てますがこれが日本の恐怖の原型なんだと感じます。その事についてちょっと書きたいと思ったのですが、今日は少々しんどくなってきましたのでここで終わりにしたいと思います。ごめんなさい・・・。

最近おじーさんがかかるような病気が出てきて・・・そんな年じゃないのになあ・・・。

♪パンツ占い♪
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ふじさきまこと

Author:ふじさきまこと
エロ漫画家 藤咲 真です。


単行本は過去12冊
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