2ntブログ

感想「ROME」(ローマ)

先々月のことになりますが、海外のTVドラマ「ROME(ローマ)」を観ました。
製作はアメリカのケーブルTV会社とBBCの共同。BBC(英国放送協会)というと公共放送局であることと受信料で運営されているということからに日本ではNHK(日本放送協会)に当たると解釈していいのでしょうか?(一概に一緒とはできないでしょうけど)
「ROME」の制作費は200億円。歴史絵巻でもあるし日本では「大河ドラマ」といった所だったのでしょうか?BBC製作作品というとNHKでも流せそうなイメージですが、これはまず無理でしょう。
話はユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)のガリア戦記からエジプトのクレオパトラの死までを
ローマの第13軍団(シーザーの軍)百人隊長のボレヌスとその部下プッロの目を通して描かれるというもの。
学のない私にはよくわかりませんが ほぼローマ史通りなんだと思います。
(が内容にふれていますので注意です)
何といったらよいか・・・とにかくすごいなローマって・・・という感じです。
もちろん現代の視点で演出はあるでしょうし、本当はどうだったかはわかりませんが戦争そして虐殺、拷問、近親相姦、奴隷(虐待を含む)といった表現がなされています。戦闘後の捕虜の扱いは残虐だし、ローマ市内のシーンではいきなり女性の全裸から始まりセックスシーンあり、近親セックスあり、不満のある女性貴族にちんぽの長い奴隷を全裸で送ったりと、同じ放送協会でもNHKではまず創れないでしょう。こういう表現に規制をかけないのはさすがイギリスといったところでしょうか。でも当時、戦争に負ける、そして奴隷になるということがどれだけ悲惨だったかわかります。みせしめの為に両手に釘を打たれ十字架にかけられて死ぬまでさらされる捕虜、狭い檻の中に閉じ込められ血の下痢の病で死んでいく奴隷、お金にならないからと処分されたり。。。男性社会の中で暗躍する女性の姿と戦いもすごい。表現としては、とても日本の大河とは比べられません。

今はもう特定されているのですが、確か二昔前には「ルビコン川」とはまだどこの川か特定されていなくて「ルビコン川 特定される」というニュースを見た記憶があります。「シーザーの軍がルビコン川を渡ったら、ローマに対する反乱とみなす」ということから「もう後には引けない」という意味で使われる「ルビコン川を渡る」、ガンダムにも0080でルビコン作戦がありました。(失敗すれば核ミサイル・・・という後に引けない作戦でしたっけ)
こんな大きな?意味があるルビコン川も実はただの小川。「ROME」で見た印象だと水深も30cmあるのかなあ?(シーザーは橋をかけた、とか諸説あるようです) かつては汚い川だったそうでほとんどどぶ川の様だったと。しかし今はきれいだそうです。

このDVDを見て印象が違ったのはブルータス(ブルートゥス)とカシアス(カッシウス)。
シェイクスピアの「ブルータス、お前もか」と最後のローマ人というイメージから勝手な姿を想像していただけなのですが、DVD見るとなんかひ弱な貴族のボンボンに見えてしまいます。ほんとに私の勝手な見方にすぎませんが。。。
オクタウィアヌスは個人的にイメージ通りの印象でした。冷徹で女嫌い、貴族然とした態度。初代ローマ皇帝までは描かれていませんがまさにそんなイメージが。でも姉のオクタビアと近親セックスしたというのは事実なのかなあ?(後のローマ皇帝を見るとさして珍しくもないのかも)というか、近親セックスを母親が進めるという、なんだがすごいモラルの世界が広がっています。
その母親アティアはいきなり全裸で出てくるのですが、物語前半ではけっこう裸になっているのに後半になるとセックスシーンでも服を着てるようになります。この「ROME」の撮影には8年の年月がかかったといいますが、前半では裸でも自信があったけど、年月が経つとちょっと裸は・・・になったのかなあ?と勝手に思ったりしました。

「ROME」は値段は安いし、かなり満足しました。ただ心が疲れているときに見ると、ちょっときついかもしれないと思います。この国にマキャベリがうまれるのもわかるな~と思いました。なにせ、この時代、日本はまだ弥生時代、卑弥呼の邪馬台国ですらまだまだ後のことですし。。。2000年の歴史はすごいですね。。。

続続・昔読んだ本

今はもうほとんど軍事関係?の本は読みませんが、架空戦記は以前 檜山良昭を数冊読みました。
架空戦記というとジェット戦闘機「震電改」のようなスーパー兵器や超戦艦、超空母が出てきて進軍、勝利のような展開の本もありますが、こういう感じはほとんど読んだことがありません。檜山さんはどちらかと言うと架空戦記でも「シビアな路線(?)」だったかと思います。
ーーー以下、微妙にネタバレがありますーーー
うろ覚えなのですが「原爆を落とされず日本で本土決戦が行われる」という話。多分題名は「日本本土決戦」だったと思います。
これとは反対?に「真珠湾攻撃からハワイを占領。そこを足がかりにしカリフォルニアに日本軍が上陸する」という話。コレも多分題名は「アメリカ本土決戦」だったかと。
「第三次世界大戦の核爆発の衝撃?で自衛隊の潜水艦がレイテ海戦時にタイムスリップ。レイテ海戦は日本が負けた戦いだが、ここでもし日本が勝つという歴史に変われば、終戦自体が遅れ、その余波で第三次世界大戦は起こらないかもしれない。そう考え自衛隊の潜水艦の艦長は日本海軍を勝たせようとする。しかしタイムスリップしたのは自衛隊の潜水艦だけでなく共同作戦を取るはずだったアメリカ軍の潜水艦もタイムスリップしていた。こっちは歴史どおりアメリカ軍を勝たせようとする」という話。
あとはちょっと記憶が微妙なのですが「朝鮮半島での小衝突に(確か)ソ連軍が戦術核兵器を使ってしまいそこから第三次世界大戦になってしまう」という話。
もしかしたら別の作家の作品と間違ってるかもしれませんけど・・・。でしたら、ごめんなさい。
この中で個人的に一番強烈だと思ったのは「日本本土決戦」です。
以下、内容です。
アメリカで原爆開発が遅れ、ポツダム宣言を無視された場合、日本本土上陸作戦を行うことが検討される。
日本では大本営の作戦課の参謀たち(確か中佐か大佐)がクーデターを起こして当時の東郷外相(和平派)を暗殺。ポツダム宣言は無視。陸軍大臣を中心とした戦争完遂内閣?が立つ。ソ連の日本占領を阻止する為、アメリカ軍は日本本土に上陸、決戦がはじまる。(って、このあたりはちょっと記憶が曖昧ですが・・・)

作中では日本はロケット戦闘機「秋水」を実用化していて、配備された「秋水」がB-29を圧倒的に撃墜する場面もあるが、それは一部に過ぎず、ほぼ焼け石に水。弾薬も燃料も底をつきはじめた日本に出来る攻撃は「特攻」しかない。陸軍は兵員不足を補う為に一般国民を広く徴用して、少年だけの国民義勇軍や女子挺身隊を組織する。猛烈な艦砲射撃や爆撃の中、銃もなく、手製の武器(竹やり)や爆薬だけでアメリカ軍の強力な陸上部隊と戦う。この描写が迫真にせまっていて、読んだ時は衝撃的でした。とにかく悲惨です。一番衝撃的だったのは国民学校の生徒が若い女の先生に率いられアメリカ戦車部隊と戦うシーン。武器は爆薬と手榴弾だけ。女子は竹やり、男子は爆薬背負って敵中に踊りこみ自爆する。でも大半はその寸前で銃弾に倒れてしまう。援軍として他の先生が数人の生徒を率いてくるが十字砲火で倒れていく・・・。数人の男子生徒が敵中で自爆に成功して大被害を出すものの、結局国民学校の生徒達は玉砕。ほかの戦場でも日本の攻撃は(ある程度戦果を出すものの)全滅、また全滅。。。これは読んでいて本当に強烈でした。確か解説でも書かれていたかと思います。当時のアメリカ軍の試算を参考にしたとかで実際本土決戦が行われていたらこういう展開になっていたかもしれないと。
現在の檜山良昭さんの作品は全然知らないんですが、自分が読んだ本は皆、日本はジリ貧になり最終的に負けて終わるという展開だった気がします。「アメリカ本土決戦」もカリフォルニアに上陸したはいいが結局ハワイさえも維持できずにジリ貧になっていく・・・みたいな終わり方だったような。(ちなみにアメリカ本土決戦でもカリフォオルニアに上陸した日本軍が対空砲陣地(多分)に突撃すると、そこを守備していたのは近くの女子高の生徒たち、というような描写があったと思います。)
日本本土決戦は終わり方もまた強烈だった印象があります。忘れてしまっているのでもう一度読みたいような・・・そうでないような・・・。

以上、かなり前に読んだので 今回も記憶が曖昧で・・・。他作品とごっちゃになっていたり、間違っていたらすみません。

続・昔読んだ本

部屋の散らかり方がハンパなくなってきました。
普通でしたら2,3週間に一度片付けをし、2.3日おきにホコリ取をするのですが年末に掃除して以来全然やってません。実は食器洗いなどの炊事は嫌いではなく結構やるほうなんですが、掃除は大嫌いです。特に超級に太ってから。かがむのが大変で・・・。ホコリが溜まると「もういいや」という「あきらめスイッチ」が入ってしまうので今まではマメに取っていたんですが、一ヶ月もうすぐ二ヶ月経つともう・・・だめです。「あきらめスイッチ」が入ってしまったようで。なんとしても今月中、長くとも来月頭にはやってしまわないと。私は春という季節が苦手で余計やる気を失ってしまいそうですから。季節は冬が好きです って言うと、賛同してくれる人は少ないんですけどコレを言うと多少解ってもらえます。「虫がかなり苦手」でして・・・。

前々回書いた「オペレーションMMシリーズ」の安芸一穂さんって、現在?は「架空戦記」を書いてるんですね。
まったく知りませんでした。安芸一穂の架空戦記ものは読んでいません。どんな内容かな、と少々興味が湧きますが・・・。
その架空戦記でまた思い出しました。

高木彬光「連合艦隊ついに勝つ」

これもかなり昔に読みました。小学?中学??時期はよく覚えていません。
確か太平洋戦争の転機となった4つの海戦で日本海軍が勝つ・・・といった内容でした。
ーーーー以下、内容にふれネタバレしてますーーーー
軍事雑誌の記者がある女と関係を持つようになります。このあたりは微妙に忘れてしまったのですが、とにかくその女とタイムスリップしてしまう。最初にタイムスリップした場所が1942年6月のミッドウェイ海戦。作戦に向かう空母「赤城」の飛行甲板。いきなり全裸で現れた二人。だが「高天原からの使い」と言うと(ちょっとうろ覚えですけど)草鹿参謀長はそれを信じ、言うとおりに作戦を進める・・・
って、こう書くとなんかちょっとおマヌケなお話と思われるでしょうが(確かに「高天原」設定を信用してしまう参謀長って・・・って思いましたが)戦史モノとしてはかなり面白いと思いました。(戦史にはあんまり詳しくないですけど)この空母戦の描写は迫力があり引き込まれましたし、また時間経過がすごくよくわかり「本当にこうだったら」と思わせます。戦史を丸暗記している軍事雑誌の記者がいるのだからもちろん日本海軍はミッドウェイ海戦に大勝利するのですが・・・最終的な結末は・・・。

ミッドウェイ以外の転機の作戦3つ全部は思い出せないのですが、
一つは確か「レイテ海戦」だったと思います。苦労してレイテ湾寸前にたどり着いたのに反転してしまった栗田艦隊。
この「栗田艦隊が反転しないでレイテ湾のアメリカ上陸部隊を攻撃していたら」  
あとはうろ覚えで レイテ海戦と前後しますが 多分「第一次ソロモン海戦」だったような。
これも海戦に勝った日本艦隊が「後退しないでガダルカナル上陸部隊を攻撃していたら」だったと思います。
あと一つはなんだったかな。思い出せません。(Z旗が揚がった作戦というと「マリアナ沖海戦」を思い起こしますけど、多分「マリアナ沖海戦」ではなかった。。。)
ちなみに何故「男女二人、全裸で」現れるかと言うと、この謎の女とセックスすると自分が望む時間にタイムスリップしてしまうからです。すごい発想だなあ・・・と当時、思いました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上、かなり前の記憶なのでいろいろと間違っているかもしれません(汗)

古本Part2

前回書いていて久しぶりに読みたくなった本があります。
豊田有恒「ダイノサウルス作戦」 
海渡英祐「ふざけた死体(ホトケ)ども」

豊田有恒「ダイノサウルス作戦」はタイムトラベル物。前回からSF作品ばっか続いていますが、SFはあまり読みません。(基本はホラーですし)でもこの話はお気に入りでもう一度読みたいとずっと思っていました。

ーーーー内容をけっこうばっちり書いてます。以下、マジでネタバレ注意ーーーー
(うろ覚えなのでけっこう間違ってるかも知れませんが)

恐竜絶滅の謎を解く為 白亜紀にタイムトラベルした調査チームが何者かに襲われ、チーフの博士が拉致される。その捜索に白亜紀に向かった主人公タイムパトロール部隊エバレットはそこに意外な恐竜の姿を見る。小型の恐竜の一種が進化して発達した手で道具を使い 集落さえ形成していた。そこで謎の円盤?から攻撃を受け捜索隊はエバレット以外二人を残して全滅し、恐竜の時代に取り残されてしまう。円盤の隊員と戦闘して一名を捕らえたエバレット達。異星人だと思っていたこの敵、実は例の恐竜から進化した恐竜人であり、彼らも恐竜が進化したという時間の未来から来ていた。この白亜紀が時間の分かれ目で 恐竜が進化して人類になる未来か、恐竜は絶滅し哺乳類が進化して人類になる未来か この時代の選択によって決まると言う。恐竜人類は自分達が進化する未来にする為にこの白亜紀に来ていたのだ・・・。
====もっとネタバレ注意====
豊田有恒さんはSF作家としてかなり有名らしいのですが、私は古代史作家?だと思っていました。邪馬台国99の謎とか聖徳太子 悲劇の皇子とかそんなイメージが・・・。豊田有恒さんのSF小説って多分これしか読んでいないと思います。これもネタバレになるんですが捕虜にした恐竜人は女性だった。でも哺乳類じゃないので胸はない。この恐竜人女性と主人公エバレットには恋心が芽生える。この展開はおどろきましたね~ベタなネタだとは言えるんですけど。でも相手は恒温動物になったとはいえ爬虫類ですから・・・やっぱすごい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海渡英祐「ふざけた死体(ホトケ)ども」

「死体(ホトケ)」という言葉からもわかるかと思いますが 刑事モノの推理小説です。これを読んだのは小学校中学年???くらいだったと。ノベルズのカバー表紙も無くなっていて、その時点で既に古本っぽい感じ。読んでいながら小学生が読む内容じゃないなと当時も思っていました。

その内容はほとんど忘れてしまっているのですが、主人公の警部がとにかくお気に入りで。
面構えもふてぶてしい。名前は確か吉田茂で顔も吉田茂にソックリという設定だったと。いかにもワンマンって感じですね。でもすごいグータラ刑事で遅刻は暑中、気に入らないとすぐすねるし、部下にはモンクばっかり。そんないいかげんな警部なのにおかしな事件があると必ずまわされて来る。なぜなら推理力だけはバツグンだから。性格は相当わるいけど・・・。
この名探偵?像にハマりましたね小学生ながら。「ケーキ好きな死体(ホトケ)」とか「ふしだらな死体(ホトケ)」とか変な事件現場ばっかりに呼び出され、現場を見ただけで謎をとく。(事件内容は忘れてしまったのですが)しかも謎がとけても「メンドクサイから」という理由で説明しないで帰ってしまったり。能力はあるのに決して正義の味方ではない主人公。(しかもカッコワルイ)これが小学生当時、新鮮だったのかもしれません。でもこの本は誰が買ったのだろうと不思議でした。あきらかにうちの親の趣味ではなかったので。のちに本屋で続編も見つけたのですが、そっちは読んでいません。その頃にはもう興が殺がれていましたし・・・。

・・・以上、本当にうろ覚えなので間違っているかもしれません。でも書いているうちにもう一冊読みたい本を思い出しました。
ジャガーバックス「世界妖怪図鑑」 小学生の時 はじめて買った「古本」でした。もう一度読みたいな(笑)

古本part1

毎度のコトながら時間の使い方がかなり悪くて・・・三日ほど気落ち時間でした。
今年もまたアレルギーが出始めました。去年は珍しく悪化しなかったのですが、今年はもうすでにノドがいがらっぽく、熱いウドンやソバをすすると蒸気の刺激で咳がなかなか止まらなくなります。
でも花粉症ではなく何がアレルギー源なのか未だにわかりません。

久しぶりに「ブックオフ」にいきました。
貧乏性な私は新古本はあまり買わず100円本購入が基本です。古本の話題とは違いますが最近、ホラー小説の流行が変わってきたかな、と感じます。女子高生霊媒師とか16・7歳のバチカンの退魔師とか、どっちかと言えば超能力的な高校生霊能力者とか。以前からもけっこうあった主人公ではありますがこんな感じがすごい増えたような。表紙もちょっとラノベっぽい雰囲気が多くなったようにも・・・。嫌いではありませんがやっぱりホラー正等派?が好きな私は無力な人間が恐怖に晒され打ち震え、惨めに闇に落ちていく、もしくは最後のあがきを見せる・・・そんな一般人??が主人公のホラーが読みたいです。あくまでそれが私の好み、というだけなんですけど。でもマンガにするならやっぱり女子高生霊能者がいいですね~(笑)

古本でもまずホラーから探すのですが(ホラーは背表紙が黒が多いので見つけやすい)ホントになつかしい本を見つけました。安芸一穂「オペレーションMMシリーズ5 百六十光年の野望」。
朝日ソノラマ文庫から出ていた初期のラノベでしょうか。これには当時はまりました。今見ると表紙から何から本当に二十年前という感じで、なつかしさのあまり買ってきました。(100円だしね)こういう話は今でもやっぱり好きですね。
退役寸前の宇宙特務艦「ドンキホーテ(正式名はふぶき)」に配属された主人公は事なかれ主義?のマーク・フーミン・ハヤセ主計科少尉。ヒロインは銀河連合宇宙軍の最強軍団、陸戦隊たった一人の女性下士官マリア・ルウ・メイアメイア軍曹。年齢は16歳で陸戦隊一のお元気娘(死語)。まあ女は一人だしね・・・という、ああ80年代後半という内容です。私はあんまりライトノベルは読まないのですが、この分野で一番最初に読んだのは多分この本です。当時カセットテープ文庫?も出ていて旧旧ウォークマンで通学時に聴いたりしました。(他にも原作が竹川聖のカセットテープを持っていましたが題名を忘れてしまいました。狼男の話だったような・・・)SFですので主人公マーク・ハヤセ少尉が実はタダの人間?ではありません。何故か生まれつきものすごい腕力の持ち主です。しかし主人公はそんな能力は役に立たないと言っているのです。まあ事なかれ主義の主計科(給与や食料など台所担当の科)少尉という設定ですから・・・でも、全然そうは見えません。何度もその理由無きものすごい腕力がマリア・ルゥと主人公を救っています。ある意味作品のカギの部分がありますね。。。。と、ここで思いましたが雰囲気は「とある魔術のインディックス」の主人公の設定にちょっと似てるかも。すべての異能の力を無に帰す力がある右手を持つが、本人の能力としてはレベル0。落ち着いた学生生活を送りたい。でもトラブルに巻き込まれる・・・みたいな。
再び書いていて思い出しましたがこの感じの主人公で一番最初に気に入ったのはアーサー・K・バーンズ「惑星ハンター」だったかもしれません。この本は図書館にあったSFナントカという全集の一部として読みました。後に創元文庫から文庫本が出ていると知ったのですが見たことありません。実はいまでも探しています。久しぶりに読みたいし。
ーーーー以下、うろ覚えですが内容にふれますーーーー
主人公は確か金星の生物管理官だったか・・・とにかく閑職で、そこへ太陽系の女性生物ハンターとして超有名なゲイリー・カーライルがやってくる。
ちなみに正確には「ハンター」ではなく珍しい宇宙生物を生きたまま捕獲する職業。その生物を契約している動物園などに送る。確か一番格式あるロンドン動物園と契約していて、その中でも実績ナンバーワンの「ハンター」という設定だったような。
彼女は金星でしか生きられない「マリー」という猿?を地球のロンドン動物園に連れ帰ろうとする。それを手伝うよう主人公は言われるのだが「またか・・・。無理ですよ」。その言葉を聴いたゲイリーは俄然燃えてなんとしても「マリー」を金星から連れ出そうとする・・・と言う話から始まります。読みすすめるとどうしても「マリー」を金星から連れ出すことの出来ないゲイリーが主人公に泣き付く場面が出てきます。「お願い、私を懲らしめる為にいじわるしているならいくらでも謝るわ。だから教えてどしたらいいのか。私このままでは・・・」云々といったセリフだったような。普段は毅然とした女性がこうなったシーンには当時萌えました(笑)・・・結局、この件がきっかけで主人公はゲイリーに雇われ右腕?になっていくのです。この主人公も確か腕力があったような・・・記憶があいまいでごっちゃになっているので間違っているかもしれませんが。ただ、やっぱり好みというのは時が過ぎても変わらないもんですね・・・と毎度強引に締めてみました。
♪パンツ占い♪
今日のパンツ占いだよ!
thanks font:S2G
プロフィール

ふじさきまこと

Author:ふじさきまこと
エロ漫画家 藤咲 真です。


単行本は過去12冊
(単行本化されていない作品集めると2〜3冊分ありますけど・・・)


お仕事依頼はツイッター 藤咲真 18禁 へどうぞよろしくお願いいたします。

FC2カウンター
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
今日の日付入りカレンダー

01 | 2025/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QRコード
検索フォーム