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動画を観ていて思った事

最近、ある学者?さんの動画を観ていて思いました。その学者さんの言葉では
「日本人は政治でフェステバルのように騒ぐのが好きだ。もともと政治をまつりごとと言うのはそうだから」
・・・と言うような事を言っている動画でした。う~ん、確かに最近の選挙などはお祭り騒ぎ(フェステバル)のようだけど例えとしては適切じゃないような・・・。

日本が政治の事を「まつりごと」というのは古代、天皇が神事をする事自体が政治だったからでしょう。国家鎮護がいい例で、天皇陛下が国家鎮護を神に祈り祀ることが政治そのものでした。

例えば鎌倉時代の元寇。元軍と鎌倉武士は勇猛に戦い、2度目の弘安の役の時にはあまりにも鎌倉方の攻撃が強く、陸上で野営する事が出来ず船に戻ったところ、そこに台風(神風)が襲い元軍は全滅したのです。(一回目文永の役の時は台風はなかったという説が有力)これは明らかに鎌倉武士の奮戦のお陰でした。しかし皮肉な事に純粋な防衛戦だった為、一坪の土地も取ってません。だから防御に奮戦した武士たちに充分な恩賞(土地)があたえられず、その不満が鎌倉幕府崩壊に向かってしまうんです。
しかもこの時、武士だけでなく公家(貴族)も鎌倉幕府に恩賞を求めました。何故なら「神風が吹いたのは我々が神を祈りたてまつったからだ」と言う理由です。これもなんか大雑把な例えですが、こういうのが貴族の政治であり「まつりごと」なるのですよね。

しかもこの時代、朝廷は院政(天皇よりその父である上皇が政治の実権を握る事)でした。こっちの方がわかりやすいですね。そもそも何故、院政が始まったかと言うと天皇は「まつりごと」が多く、実際の政治に中々集中できない。そこで天皇をやめた上皇が実権を握ることで 天皇は「まつりごと」に専念、上皇が実際の「政治」をするようになったのです。もともとは藤原氏対策だったわけです。摂政、関白(藤原氏)を有名無実化する為の制度でした。

こういう事から今でも政治を「まつりごと」と言うのだと思います。ですので・・・フェステバルが好きだからという例えには向かないなあと感じますねえ・・・。
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