2ntブログ

エイリアン: コヴェナントを観ました。

先日、病院廻りの待ち時間に「エイリアン: コヴェナント」を観ました。

シネコンではその他「ダンケルク」「関ケ原」「三度目の殺人」と個人的に興味ある映画もやっていましてどれを見るか悩んだ末「エイリアン: コヴェナント」にしました。

いつも通りに 前情報を全然入れてないのですが「ダンケルク」は恐らく…というか100%1940年第二次世界大戦初期のイギリス欧州派遣軍がドイツ軍に追い詰められ「ダンケルク」からドーバー海峡を越えイギリス本土へ撤退したあの作戦の映画でしょう。コードネーム「ダイナモ作戦」だったっけ???ウォーゲームやシミュレーションだとドイツ海軍が貧弱すぎて阻止できないんですよね。というかイギリス海軍が強すぎてと言う方が正確かな。史実は確かヒトラーの命令ミスが最大の原因でしたでしょうか?もちろんすごい興味があったんですが当然字幕。。。最近は特に字幕を読むのが億劫で「映画は読みたくない、観たいんだ!」と勝手な理屈をつけて吹き替えしか観ない自分。興味マンマンでしたけど断念。

「関ケ原」はもちろん徳川家康の天下分け目となった関ケ原の合戦ですよね。前情報を見てないのでわからないのですが合戦だけの「天と地と」みたいのだったらやだなあ…と思い止めました。

関ケ原はその前夜までの謀略と政略にその神髄があるように思うんですよね。実際司馬遼太郎「関ケ原」なんか上中下巻の3冊。「徳川家康」が1冊なのに関ケ原を語るには1冊では無理だったんでしょうね。読んでいるのですが細かい所は…忘れました(汗汗)思えば「世に棲む日々」(吉田松陰、高杉晋作)「竜馬がゆく」(坂本龍馬)も全巻読んでいるのですがもう忘れてる。。。実は明治維新はあまり好みじゃないんです。。。でも何故か「燃えよ剣」(新選組、土方歳三)は結構覚えてる。

昔は不思議だと思っていた事なのですが「天下分け目」と言えば「天王山」(山崎の戦い)なんですよね。なんで「関ケ原」じゃないんだろうと。しかし思えば「関ケ原」は「豊臣家大老の徳川家康」と「豊臣家奉行の石田三成」(名目上は大老毛利輝元)との戦いなんですよね。つまり「豊臣家臣の内紛」になるわけです。山崎の戦いも織田家臣同志の戦いですけど一方は弑逆者。というか「三日天下」とも言われる通り一応は天下取ったことになってるのかしら?だから関ケ原より「天王山」なんだろうなあと勝手に納得してます(笑)つーか、単に「天王山」の方が先だったからでしょうかねえ。関ケ原の時代でも「ここが天王山」とか言ってそうです。
そういえば関係ありませんが「頑固一徹」とか全然意見を曲げないような事を「一徹」と言うのは斎藤家家臣の稲葉一鉄から来てるそうです。稲葉一鉄が無類の頑固者だったからだとか。それにしては…織田方の調略(確か竹中半兵衛)に乗って内応してしまう所があるとか、なんか微妙(笑)。主君龍興への換言が受け入れられなかったと言うのが遠因ですが換言の方を「一徹」したのかしらん?(信長家臣になって後、褒美の信長の「信」の字を固辞した逸話からでしょうか)

「三度目の殺人」は映画館のモニターで宣伝動画を観て物凄く観たくなりました。当然日本語なので字幕は無い。しかも主演?が役所広司。かなり迷ったのですが監督が「誰も知らない」の監督と出てきたので…「う~ん、今はそんな気分じゃないなあ」と思い止めました(ストーリーがちがうから雰囲気も違うんだろうけど)

そして「エイリアン: コヴェナント」の吹き替え版を観る事に。監督も初代「エイリアン」のリドリー・スコット。正統な?続編だろうと期待してました。
ーーー微妙にネタバレありーーー
内容は続編でなく 初代「エイリアン」のその前のお話。確かに雰囲気は初代に近い。でも微妙にわけが分からない所があるなあ…と思ったらその前に「プロメテウス」(リドリー・スコット)という作品がありその続編なのです。自分は「プロメテウス」を観ていないので微妙に分からない所はあるものの、ストーリー自体は初見でも難はありませんでした。というかストーリーは初代「エイリアン」とほぼ同じ。植民惑星にコールドスリープしている乗組員15名と入植者2000人を運んでいる「コヴェナント」号。一人アンドロイドのウォルターだけが船の管理していた。途中、惑星の誕生によるニュートリノ爆発に出会い「コヴェナント」号は損傷。ウォルターは乗組員15名を目覚めさせ船を修理…している途中に謎の通信を受ける。その通信元を探るとそこには居住可能な惑星があり、そこから流れてくることがわかった。乗組員はその惑星を調査することを決め小型艇で惑星に降りる…。

初代「エイリアン」では「謎の通信」を資源運搬船ノストロモ号のメインコンピュータ「おふくろさん」が発見(アンドロイドもコールドスリープしている)乗組員をコールドスリープから目覚めさせその発信元を探らせる。そこには何者かに食い破られた異星人の死体があり、通信内容を解読すると「この惑星には近づくな」という警告だった…という流れ。すごい似ています。

今回の通信元は10年前に行方不明になった「プロメテウス」号。通信を行ったものはプロメテウスに乗っていた唯一の生き残り?アンドロイドのディビットだった。遭難した「プロメテウス」号の積荷は生物兵器。その生物兵器が破損で漏れて、この惑星の動物全てを殺しつくしてしまった。しかしアンドロイドは生き物ではないのでディビット一人がこの地で生き残っていた。このアンドロイド・ディビットは「コヴェナント」号のアンドロイド・ウォルターより前の製造(初期型)だが同型なので外見はそっくり。しかし後継のウォルターは初期型のディビットより感情が複雑でないと言う。この辺りの理由はきっと「プロメテウス」で描かれているのでしょう。ともかくそっくりなアンドロイドが2体。ディビットに不信を持ち話し合ううちに この惑星に生物兵器をわざとばらまき 動物を死滅させたのはデイビットだとウォルターにはわかってしまう。今回の通信も人間(生物)をおびき寄せる為にデイビットが仕掛けたものだった…。

もうこの辺でラストの展開は読めました(笑)ま、二子のトリックの定番ですね。後は観てのお楽しみに。
ーーーーーーーーーーーーーー
多分テーマは人類の創造。神の領域の話ですね~。

今回の作品では初代「エイリアン」に直接つながらないので多分、もう一作くらい作るつもりなのでしょう。確かに初代「エイリアン」の雰囲気はありましたが やっぱ初代には近づけませんねえ。というか初代「エイリアン」はSF「ホラー」ですから。エイリアンが動くのを感知するセンサーの「ピッ、ピッ」という音がすごく怖い。突然「ピピピピピピーッ」と急速に…そして音が消える。純粋にホラーです。しかし続編はホラー要素はほとんど消え[SF]だけになっていきます。二作目のキャッチコピー「今度は戦争だ!!!」にどれだけ落胆したことか…。初代のCMキャッチコピーは(ちょっと「未知との遭遇」っぽい)「第一次接近遭遇…警告、危険アリ」とか「宇宙ではあなたの悲鳴は聞こえない」とかほんとホラーですね~物凄く好きでした。メイン・コンピューターも吹き替えが「おふくろさん」。今回は「マザー」だったのでそこも少し残念。でもあの映像で「おふくろさん」は合わないかな。またリドリー・スコットにしては珍しく、人間味があるシャワーシーンがあります(ほんのちょっとだけ)

これを観て、わからない所があるのでとりあえず「プロメテウス」を観てみようと思いました。そして・・・

「ダンケルク」か「関ケ原」にしとけばよかったかな…とちょっとだけ思いました(苦笑)ちなみに「コヴェナント」とは「契約」と言う意味の古い英語らしいです。
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エロ漫画家 藤咲 真です。


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