ハッタリ、ハッタリ、やっぱりハッタリは必要??
四月一日エイプリルフールに書こうかと思っていたのですが、エイプリルフールが余りにも寒かったので「太陽黒点」の話になってしまいました。
やっぱり人生にはハッタリも必要かな、と思う事があります。あんまりバカ正直に生きても苦しいだけかもしれません。ハッタリと言えば、これは悪い例になると思いますがヒトラーですね。チェコ・スロバキア解体併合交渉の時、ヒトラーはチェコ・スロバキア大統領に対して「今現在も、我がドイツ空軍爆撃機百機が貴国の返答の次第を待って、待機している」
つまり返答次第によっては爆撃するぞ、と脅したわけです。驚いたチェコは併合に合意する。しかしドイツには当時チェコ・スロバキアを爆撃可能な機は2機程度しかなく、まさに「大ハッタリ」だったのです。イギリスはヨーロッパを代表してドイツの行為を責め返答を求めます。と、ドイツは「もうこんな事はしないです、はい~ニッコリ」と返答。これを信じるのはもう何回目?って感じでイギリス・チェンバレン首相はドイツがオーストリアやズデーデン地方を吸収し巨大化するのを「見てるだけ~♪」してしまいました。
最初のうちは明らかにドイツはビビってました、ハッタリがバレるのを。しかしイギリス(ドイツが最も制裁を恐れてた)のチェンバレン内閣が何をやっても弱腰だったので味をしめ、どんどん巨大化し戦力を拡充。ポーランドにもソ連と組んで手を出しました。これにはポーランドと同盟関係だった英仏ともに流石に宣戦を布告し、とうとう第二次世界大戦が勃発してしまうんです。実はこのポーランド侵攻にも「きっと英仏はこれまで通り抗議だけで目を瞑ってくれるだろう」という思惑が見え隠れするのだそうです。なんか現代のどっかの国みたいですが、ポーランドは「そこは手を出しちゃならねえ」部分だった。ドイツはある意味、見誤ったんですねえ。
そして皮肉な事に初期のドイツ戦車よりもチェコのシュコダ社製戦車の方が優秀だったので併合国チェコの戦車がドイツ主力戦車の一翼を務めました。これもチェコを「ハッタリ」で併合してたからなんですよね。。。ガルパンで言えばカメさんチームの38(t)あれですね(笑)
ま、これは悪い「ハッタリ」ですが微妙な「ハッタリ」と言えば宮本武蔵ですねえ。武蔵は結構ハッタリの名人?なのですが有名な巌流島の決闘。遅れてきた武蔵に腹を立てていた佐々木小次郎が「勝負!!」とばかりに刀を抜き、鞘を捨てました。それを見た武蔵は「この勝負、鞘を捨てたお前の負けだ。鞘を捨てたという事は勝ってまた刀を鞘に納められないからだ」と言ったそうです。これって結構有名ですよね(自分の勘違いだったらカッコ悪いですが)
でも、ちょっと待てよ~?佐々木小次郎の刀って「物干しざお」って言われるくらい長大な刀ですよね。これは分類でいえば刃の全長が3尺以上の野太刀(のだち)に当たる。野太刀とはもともと馬上騎馬戦用に作られたもので後に徒歩の兵も使うようになりました。が、抜くのが一苦労。戦いの高速化にともない抜きやすい打刀(うちがたなー江戸時代の侍が帯に差してるやつ)が戦場の主役になるにつれ普通の太刀(たち)ともども廃れていき、のちにお飾りになりました。(ま、戦国時代の打刀自体、予備武器ですけど)
しかし佐々木小次郎は剣客としてこれまでこの刀で戦ってきたんですよね?その間、この長ったらしい鞘を腰に差したまま、もしくは背中に背負ったまま、戦ってたのかしらん??まあ、ザコならそれでも勝てるでしょうけど「マジ対決」でそんな長い鞘、邪魔にしかならない。おそらく抜いた鞘はどこかに置いてた(ほっぽってた)と思うんです。(ちなみに野太刀は背中に背負い戦場へ行き、戦前で背中から下して抜いていた)
つまり「勝負の前に鞘を抜いて捨てる(置く)」は長い刀を扱う小次郎にとって当たり前だったんじゃないかな~って思うんですよね。だから「鞘を捨てた」云々言われても・・・「だからどうした?」気分だったのではないのかしらん?その気分を北関東風に言えば「な~に言ってんだオメェ~。鞘捨てたって毎度のごとだっつ~の!この抜け作が!!!」だったんじゃないかしらん(笑)だからこの言葉だけで「動揺」することはなく、やっぱし遅れてきたことにいら立ってたのが勝負に対してはまずかったのでしょうか。
だがしかし、武蔵が遅れてきたというのは吉川英治の創作であるそうです。するとこのセリフも創作説なんでしょうか?寡聞にして知りませんのでこれは武蔵の「ハッタリ」としておきます(笑)
・・・と、毎度の事ながら中途半端ですけど、少~~~~~し体調が優れませんので、今日はこれで終わりにしたいと思います。すみませんでした。
やっぱり人生にはハッタリも必要かな、と思う事があります。あんまりバカ正直に生きても苦しいだけかもしれません。ハッタリと言えば、これは悪い例になると思いますがヒトラーですね。チェコ・スロバキア解体併合交渉の時、ヒトラーはチェコ・スロバキア大統領に対して「今現在も、我がドイツ空軍爆撃機百機が貴国の返答の次第を待って、待機している」
つまり返答次第によっては爆撃するぞ、と脅したわけです。驚いたチェコは併合に合意する。しかしドイツには当時チェコ・スロバキアを爆撃可能な機は2機程度しかなく、まさに「大ハッタリ」だったのです。イギリスはヨーロッパを代表してドイツの行為を責め返答を求めます。と、ドイツは「もうこんな事はしないです、はい~ニッコリ」と返答。これを信じるのはもう何回目?って感じでイギリス・チェンバレン首相はドイツがオーストリアやズデーデン地方を吸収し巨大化するのを「見てるだけ~♪」してしまいました。
最初のうちは明らかにドイツはビビってました、ハッタリがバレるのを。しかしイギリス(ドイツが最も制裁を恐れてた)のチェンバレン内閣が何をやっても弱腰だったので味をしめ、どんどん巨大化し戦力を拡充。ポーランドにもソ連と組んで手を出しました。これにはポーランドと同盟関係だった英仏ともに流石に宣戦を布告し、とうとう第二次世界大戦が勃発してしまうんです。実はこのポーランド侵攻にも「きっと英仏はこれまで通り抗議だけで目を瞑ってくれるだろう」という思惑が見え隠れするのだそうです。なんか現代のどっかの国みたいですが、ポーランドは「そこは手を出しちゃならねえ」部分だった。ドイツはある意味、見誤ったんですねえ。
そして皮肉な事に初期のドイツ戦車よりもチェコのシュコダ社製戦車の方が優秀だったので併合国チェコの戦車がドイツ主力戦車の一翼を務めました。これもチェコを「ハッタリ」で併合してたからなんですよね。。。ガルパンで言えばカメさんチームの38(t)あれですね(笑)
ま、これは悪い「ハッタリ」ですが微妙な「ハッタリ」と言えば宮本武蔵ですねえ。武蔵は結構ハッタリの名人?なのですが有名な巌流島の決闘。遅れてきた武蔵に腹を立てていた佐々木小次郎が「勝負!!」とばかりに刀を抜き、鞘を捨てました。それを見た武蔵は「この勝負、鞘を捨てたお前の負けだ。鞘を捨てたという事は勝ってまた刀を鞘に納められないからだ」と言ったそうです。これって結構有名ですよね(自分の勘違いだったらカッコ悪いですが)
でも、ちょっと待てよ~?佐々木小次郎の刀って「物干しざお」って言われるくらい長大な刀ですよね。これは分類でいえば刃の全長が3尺以上の野太刀(のだち)に当たる。野太刀とはもともと馬上騎馬戦用に作られたもので後に徒歩の兵も使うようになりました。が、抜くのが一苦労。戦いの高速化にともない抜きやすい打刀(うちがたなー江戸時代の侍が帯に差してるやつ)が戦場の主役になるにつれ普通の太刀(たち)ともども廃れていき、のちにお飾りになりました。(ま、戦国時代の打刀自体、予備武器ですけど)
しかし佐々木小次郎は剣客としてこれまでこの刀で戦ってきたんですよね?その間、この長ったらしい鞘を腰に差したまま、もしくは背中に背負ったまま、戦ってたのかしらん??まあ、ザコならそれでも勝てるでしょうけど「マジ対決」でそんな長い鞘、邪魔にしかならない。おそらく抜いた鞘はどこかに置いてた(ほっぽってた)と思うんです。(ちなみに野太刀は背中に背負い戦場へ行き、戦前で背中から下して抜いていた)
つまり「勝負の前に鞘を抜いて捨てる(置く)」は長い刀を扱う小次郎にとって当たり前だったんじゃないかな~って思うんですよね。だから「鞘を捨てた」云々言われても・・・「だからどうした?」気分だったのではないのかしらん?その気分を北関東風に言えば「な~に言ってんだオメェ~。鞘捨てたって毎度のごとだっつ~の!この抜け作が!!!」だったんじゃないかしらん(笑)だからこの言葉だけで「動揺」することはなく、やっぱし遅れてきたことにいら立ってたのが勝負に対してはまずかったのでしょうか。
だがしかし、武蔵が遅れてきたというのは吉川英治の創作であるそうです。するとこのセリフも創作説なんでしょうか?寡聞にして知りませんのでこれは武蔵の「ハッタリ」としておきます(笑)
・・・と、毎度の事ながら中途半端ですけど、少~~~~~し体調が優れませんので、今日はこれで終わりにしたいと思います。すみませんでした。