2ntブログ

やっぱり暑くなりました。。。

7月に入り曇天が続き蒸し暑くなってきました。今年も今月から後半です。
しかしジメジメという暑さで特にお腹の調子がよろしくありません。一回に服用する薬が11種類16錠に。これだけで腹が膨れそう。。。しかもまだ足の腫れと浮腫みが取れないんです。1日3回(お昼は3種類4錠)これだけ飲んでると・・・やっぱ自分って薬漬けなのでしょうねえ💦💦


「宮本武蔵」をちょこっと読みました。と、言っても吉川英治のものではなくネット記事です。しかもちょこっとなのでカン違いがあるかもしれませんが、現在流布している宮本武蔵像は吉川英治の創作によるものが多いとか。例えば以前書いたかもしれませんが巌流島の決闘で小次郎を待ちぼうけさせたというのは創作らしいです。また武蔵と小次郎の決闘は20代の同年代に描かれる事が多いのですが、小次郎の方がかなり年上(50歳以上、ある説では70歳とも)であったという説が大勢らしいです。

とは言えこれが小説と言うものでしょう。
昔「呪禁師」のあとがきで書きましたが「小説とは真実もある嘘八百」なのですから(笑)というか創作物とはそういうもの、だからこそ面白いのかもしれません。若造とじいさんの対決じゃなんとなく微妙な感じがありますしねえ。。。
・・・ちなみに当時、これを言ったのは二葉亭四迷だったかな?とかてきとーな事を書いてしまいましたが本当は昭和の文豪・佐藤春夫の言葉で「小説とは根も葉もある嘘八百」らしいです。うろ覚えで申し訳ありませんでした。

歴史ものは本当に難しいんでしょうねえ。何故なら一番重要な「庶民の暮らし」が昔になるほどわからない。江戸時代のように庶民の暮らしが中心となり多くの文献が残された時代ならわかりますが、昔になればなるほど歴史書には「特別な事」しか書かれないからです。河原者(被差別民)だった猿楽者が室町将軍に取り入れられる過程などよくわかりません。また地方の国人の暮らしも微妙にわからない。戦乱や一揆(特別な出来事)の記録から類推するしかないところがあるのかなあと思います。

・・・って、もっと考えなきゃならん事がある初夏、雨上がりの朝でした。。。

ありえないの映画は面白い?

夏直前・・・いつもながら体調を崩しております。(特にお腹が・・・💦)しかしあんまり雨が降らない梅雨な気がします。それに毎年、6月中に1~2回は蒸し暑くてエアコンつける事があったのですが今年はまだない。7月に入っても最初のうちはエアコン使わずに済みそうかもと思っていたり。しかしカラ梅雨とも涼しい夏とも全然聞かないので個人の感想でしょうか。エアコン使用が少なくて済めばお財布的にも健全ですからねえ(笑)

久しぶりに「七人の侍」を観ました。ものすごく長くて劇場上映時には中間休憩の時間があったそうです。実際DVDは前後半二枚組ですしね。う~ん、やっぱ名作。黒沢のエンターテイメントは面白いです。以前書いたかもしれませんが高校の友人に洋楽好きがおり、物凄いアメリカかぶれで邦画は一切見ないという者がおりました。「七人のガンマンが七人の侍のリスペクトだと知ってるけど、見る気起きないな。白黒の上に侍だろ?」との発言。ホント見比べろと言いたくなりました。どれほどそっくりか。もちろんアメリカと日本、新しい設定もありますが飯とパンを掲げるシーンまでカットが同じ。きっといまだに見てないんだろうなあ。(「七人のガンマン」ももちろん面白いですけど)

ちなみに最近読んだ本で「七人の侍という時代はなかった」というのを読みました。時代背景は戦国時代、落ち武者の野武士に村が襲われる。百姓なので戦い方を知らない。なので乏しい資産をはたいて侍を雇う。・・・どこが変かというと戦国時代に「百姓なので戦い方を知らない」これがまずありえないだろうという事です。完全に士農工商の身分が確定した江戸時代の百姓ならそうなるかもしれないけど、領主から足軽として徴発されていた当時の農民(百姓)は決してヤワではなかったと。確かに秀吉が刀狩りをしましたが関ケ原までは戦国時代ですもんねえ。百姓足軽が多数いた事でしょう。映画の中にも出てきますが「落ち武者狩り」も横行してたわけですしねえ。映画の中で菊千代が自分の系図(盗んだもん)を頭の勘兵衛に見せるシーンがあります。その中で系図を読んだ勘兵衛が「え~と(生まれは)天正10年(14年?)・・・」その後大笑いして「この系図が正しいならお主は当年とって一三歳」と言うシーンがあります。ということは仮に天正14年生まれで13歳だとしたら時代は1599年。つまり関ケ原の1年前です。なるほど~「百姓なので戦い方を知らない」はなかったかもしれませんねえ。。。

しかし以前も書いたように、だからといって映画の価値が下がるわけではありません。むしろこれこそが映画のだいご味かもしれません。「ほんとうかもしれない」これがいい(笑)だから自分は「口裂け女2」が好きで白石晃士作品が好きなんです。

カラ梅雨?

体調コワしまして少々休んでおりました。
気象庁によりますと6月7日に関東地方は梅雨入りしたというのですが、あんまりあめが降っている感じがしません。梅雨といえばジメジメするものですがここ関東南部では心地よい乾いた風が今日も吹いていました。今年はカラ梅雨なんですかねえ?そんなニュース見ませんけど・・・降ってるところではジャンジャカ降ってるのでしょうか?関東では北関東地域に降っていれば色々問題が起きにくいのでよいのですが、降りすぎもいけませんので微妙なところです。かつて北関東に住んでいたころ、ダムの放流サイレンを良く聞きました。鳴るのは梅雨時よりも台風時期の方が無論多いのですが、茶色の濁流が普段は清流と言われる川を流れていくのを見て「こんなんで鮎はいなくならないのかな」と思っていたもんです。しかしあの放流サイレンを聞くと何か不安になります。慣れてしまって「またか」と思う反面、不安感だけは晴れないという・・・この部分は慣れなかったって事ですねえ。

リハビリを兼ねて落書きを始めました。が、ネット環境やデジタル機器が良くそろってないので挙げるのが一苦労なのです。取り込みが兎に角めんどくさいのです。液晶タブレットが欲しい。そしてクリップスタジオ。コミックスタジオは持ってるのですが・・・思えばあまり使用しなかった💦ほとんどフォトショップですねえ、半デジタルなものですから💦💦

早くデジタル化した~い、お金があれば(苦笑)

水無月(6月)は祭日がないそうです。。。

6月に入りました。今年も早半分。自分は何しとるんだろうと思う日々。。。思いは深いのです。
痛風以外にも静脈の血栓も見つかり今度は精密検査。また病院通いです。。。

ですので現在食事は野菜中心。主にキャベツ。時々甘いものが欲しくなりアンパンを食べたりします。なのに痛風による足の腫れが引きません。炎症を押さえる薬を2週間近く薬をのんでるのに。ある程度は小さくなったのですが、足首が特にひどく自在に上下できないんですよね。尿酸を下げる薬は時として腫れを酷くする事があるので腫れが引いてから使うというのでまだ出されていません。けど、相変わらずさして痛みはないのです。。。

久しぶりに「ラストサムライ」を観ました。ある映画評論に「トムクルーズが赤い鎧で戦う映画」と評されていましたが、そのまんまです。決して評価が高い映画ではないのですが何故かDVDは大量に販売されたようで一時期中古屋に大量に出回っていました。いまや100円以下でも買えます(笑)この映画の批評に「こんな時代ではなかった」というのがあります。自分はこの手の批評はナンセンスだと思うんですよねえ。昔「ターミネーター」を観た理系の知人がこんなものが「動くはずがない馬鹿らしい」と同じ感覚をうけます。ドキュメンタリーと銘うってるならまだしも「映画なんだし」。有名な映画評論家が「コア」というSF映画を批判している動画を観ましたが、あれじゃあ権威あるSF賞をとるような作品以外認めないみたいになっちゃいそう。エイリアンなんか「あんな生物いるわけない」の一言になりそうです(悲)

「ラストサムライ」の批評もその部類が多いような気がします。時代は幕末。本当は既に幕府軍、薩長軍(官軍)ともに銃が主力でしたしね。「侍の誇りだ。銃など使わん」なんて大将はいなかったでしょう。いたかもしれないけど個人の部類だったでしょうしねえ。モデルは西郷隆盛(コメンタリーでそう言ってます)ということは西南戦争なのでしょうか。薩摩の切り込み隊を知ってああなったのかしらん?でも雰囲気は江藤新平の「士族の乱」っぽい。とにかく、日本にあんな時代はありませんでした。そこにこだわりがある方にはとても観れる映画ではないですねえ。その辺は「将軍」と同じ。関ケ原直前を描いたと思われる日本の話なのですが、もー無茶苦茶。家康に気に入られ外交顧問として仕えたウィリアム・スミス(三浦按針)の日本記が原案ということですが、家康に気に入られ戦国極後期を側で見た人の物とはとても思えません。マルコポーロの「ジパング」の方が合ってるような気さえしました(苦笑)外国人から見た思い込み日本像が多分に入ってるからでしょうねえ。
もちろん自分は日本人なので「ラストサムライ」でも、さらに「将軍」に至っては外人の偏見に「オイオイ」と思います。でも作品ですからねえ。そういうの抜きにして見れば面白かったと思います。アニメですけどきっと「ロードス島戦記」なんかも北欧では「なんじゃこりゃ」と思われているかもしれません。

まあこれも史観というものでしょうかねえ?有名なのはマクロス・・・じゃなかったマルクス史観。これが何故悪いかというとマルクス理論が正しい、あるいはマルクス主義の正しさを説く為に歴史を見る、という事だからだそうで。例えば「奈良の大仏は職人が作った。聖武天皇ではない」と言うようなやつ。なんだか屁理屈っぽいですけど要するに「民衆の力がすべて」ということです。「加賀の一向一揆」なんかいい例で興福寺の尋尊が日記に「百姓の持ちたる国」と記されているのを見て「これは農民革命だったのだ」と言った歴史の教授がかつていたそうです。確かに百姓が起こした一揆ですがそこには「一向宗」という強大な仏教の思想があったことをわざと軽く見る。何故ならマルクス主義に言わせれば「宗教はアヘン」なので否定すべきものだから。そして一揆を指導したのは一向宗の僧であり、国人という地方領主であったことを無視しちゃってる。僧や領主が主軸では農民革命とは言えなくなっちゃいますからねえ。それにこの時代、特に地方では百姓と武士ははっきりと区別できなかったりもする。なのにとにかく「労働者階級の事績は過大に評価する」のがマルクス史観らしいです。昔は経済学もマルクス経済しか教えてないと言われましたが、さすがに今は違うでしょうねえ。

もう一つ忘れてました。そして私的ランキング

去年のホラー映画、もう一つ忘れてました。
「劇場霊」
これも主演はAKB48の島崎遥香。脇役に足立梨花、高田里穂などある意味豪華メンバー。しかも監督は中田秀夫。Jホラーの金字塔「リング」の監督です。となればきっといい出来に・・・と思うはずですが、個人的には一番ダメダメな感じでした。

題名からして90年代に怖いホラーと評された「女優霊」(同じく監督中田秀夫)に掛けてあるのでしょう。キャッチコピーも「20年の恐怖、再び」みたいな文句でした。
けど「女優霊」がなんだか意味わからんけど怖い(笑)というJホラーの定番に対し、「劇場霊」は意味あるけど怖くない、謎解きも微妙・・・という作品になってると思います。仕掛けに血の侯爵夫人「エリザベート(バートリ)」や死蝋、人形とホラー的にわくわくする物を持ってきているのですが・・・・・・いかんせん、物語が陳腐に感じてしまいました。事故の恨みって・・・もっと何かなかったのかしらん?ちょっと江戸川乱歩も入ってるんでしょうけど。。。

一応ここで去年劇場で見た(一部DVD)ホラーの個人的ランキングです。
1位「のぞきめ」
2位「アイズ」
3位「貞子vs伽椰子」
4位「残穢」
5位「呪怨ファイナル」



とずーーっと離れて「劇場霊」

「残穢」より「貞子vs伽椰子」が上というのがちと恥ずかしいかも(笑)
1番はやっぱり「のぞきめ」です。テーマが文句なしに大好き。も~絶対小松和彦の本「異人論」や「憑霊信仰論」読んでますよねえ。ラストがダメみたいなレビューがありますが、個人的にはそこもいいと思います。

ただ、これも個人的な好き嫌いなんですけど、小説中に作者が主人公、あるいは脇役として出てくる本は苦手なんですよねえ。なんか感情移入できないんです。だから三津田信三の小説でも三津田信三が主人公?の「作者不詳 ミステリ作家の読む本」は読んでないんです。同じ意味で「のぞきめ」も読んでない(笑)このパターンが嫌いになったのはたぶん二階堂黎人「人狼城の恐怖」からだと思います。2部とも読破しましたが、なんか・・・なんとなく・・・ナルシーな感じを受けてしまって。。。この世代?の作家さんには自分自身を主人公にする作品が多く、あまり読んでないんです。。。

そういえば「クロユリ団地」も元AKB48前田敦子主演の中田秀夫監督作品でした。個人的にはこれもかな~~~り微妙です。。。なぜだろうなあ・・・ちゃんと理屈をつけるようになってからあまり良くなくなったのかなあ・・・って感じがします。なにせJホラーって意味不明も売り??ですからねえ(でもまあ意味不明すぎてダメダメな作品の方が多いきがしますけど)「リング」も言っちゃあ意味不明ですもんね。原作には無かった「超能力」を持ってることにしちゃってるし、「リング2」はもう、意味が解らないけど怖い雰囲気ばかりという正統派?Jホラーでしたし。。。 
「仄暗い水の底から」かなあ?あんまり怖くなくなったのは。あれも鈴木光司原作の短編ですがストーリーがしっかりとしていて意味不明がない。もしくは「女優霊」の中のセリフ「コンテ通りに撮ってるようじゃ大物にはなれんしな」をやってしまったのでしょうかねえ??でも以前書きましたが「女優霊」が1996年、「リング」が1998年。2年しか離れてないんですよね。なんか「女優霊」と「リング」ってもっと離れてるイメージがありました。やっぱ若い頃の2年とオッサン化した現在の2年では感じ方が違うんでしょうかねえ。「シュタインズ・ゲート」のセリフで言えば「相対性理論ってロマンチックね。そして悲しいね」

以上、個人的な感想でした。ごめんなさい・・・。
♪パンツ占い♪
今日のパンツ占いだよ!
thanks font:S2G
プロフィール

ふじさきまこと

Author:ふじさきまこと
エロ漫画家 藤咲 真です。


単行本は過去12冊
(単行本化されていない作品集めると2〜3冊分ありますけど・・・)


お仕事依頼はツイッター 藤咲真 18禁 へどうぞよろしくお願いいたします。

FC2カウンター
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
今日の日付入りカレンダー

01 | 2025/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QRコード
検索フォーム